マイ・ポータルでマイナンバーを管理する

いよいよ運用開始がせまるマイナンバー制度ですが、自分のマイナンバーが、不正に使用されていないか心配になることがあるかもしれません。そんなときに自分のナンバーについて確認できるのがマイ・ポータルです。

マイナポータル

マイナンバー制度開始に伴って、当初から導入予定だった、情報提供等記録開示システムの名称が「マイナポータル」に正式決定しました。
当初の「マイポータル」から「マイナポータル」に変更となった理由としては、「マイポータル」は、すでに民間企業がサービスとして長年使用しているものがあり、商標上の問題も含めて、変更になったようです。
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マイナポータルで出来ること

具体的には以下3つのことができます。

・自分の個人情報をいつ、誰が、なぜ提供したかの確認
・行政機関などが持っている自分の個人情報の内容の確認
・行政機関などから提供される、一人ひとりに合った行政サービスなどの確認

また、パソコンがない方等でもマイナポータルを利用できるよう、公的機関への端末設置を予定となっています。

メリットとデメリット

自分のナンバーについていつでも照会出来るので安心ですが、
反面、悪用されるリスクも伴います。
マイナポータルではこの他にも納税や保険料の納付などの手続きを、家に居ながらにしてキャッシュレスで行える仕組みも検討されています。 最近はネットバンクなどでキャッシュレスでビジネスをすることも多くなっていますので、行政関係の手続きもシステム上で完結できれば便利になりますね。
マイナポータルで可能な手続きは、現段階では未定ですが、転入届や転出届(住民票の移動)を始め、婚姻届や離婚届の提出なども可能になると思われます。
本人になりすましてマイナポータルを悪用しようと思えば、かなり色んなことが出来ますので、情報漏洩などには注意が必要です。

セキュリティ対策は?

マイナポータルにログインするたびにマイナンバーを入力する仕組みをとると、個人情報が盗まれるリスクはかえって増えてしまい、セキュリティ面での不安が残ります。そこでマイナポータルでは、個人番号カードを利用した個人認証システムを採用する予定となっています。

個人番号カードにはICチップが搭載されています。そこに記録された電子情報とパスワードを組み合わせることで認証をしようという仕組みになります。これにより、プライバシー保護に配慮した厳格な本人認証が実現されます。

また、インターネット上のセキュリティというものには限界があって、100%完璧なセキュリティなど存在しません。ですので、マイナンバーやマイナポータルのパスワードは漏洩する可能性は0でないと思っていた方が良いです。
パスワードをこまめに変更するなど、自衛するようにしたいものです。
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漏洩が心配な人は・・・

マイナポータルの利用には個人番号カードが必要になります。
インターネットからの漏洩が心配な人は、個人番号カードの発行もしない可能性がありますね。
利用するには個人番号カードが必要になる。個人番号カードのICチップに搭載される公的個人認証を利用してログインできるようにする予定だ。個人番号カードを取得しない場合は「書面による開示請求」をすることになる。
マイナンバー制度のメリットを享受するには、マイナポータルの利用が必要ですがそのシステム利用が諸刃の剣になる可能性も・・・今後の運用動向を注目しましょう。
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