中小企業でも使えそうなマイナンバー管理サービス③

今回は中堅の中小企業でもマイナンバーの管理に使えるかもしれないと言われている、NECのBPOサービスを紹介してみます。

NECのマイナンバー管理サービス

NECは企業向けにマイナンバーソリューションというサービスを展開しています。これは企業のマイナンバー対応に関して、コンサルティングからシステム構築、運用管理、データ利活用支援、従業員教育まで、総合的にサポートする内容になっています。
ここではそのうちマイナンバーの収集や管理のサービスを紹介してみます。収集、データベース化、保管、管理、源泉徴収などを担ってくれるので安心だと思います。
料金はマイナンバー収集代行サービスが50万円~で、マイナンバーデータ保管サービスが個別見積もりとなっています。
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お客様の人事部門に代わり従業員のマイナンバーを収集し、当社データセンタで管理するBPOサービスをご提供します。一時的に増大するマイナンバー収集の事務負荷を軽減でき、また厳格さが要求される特定個人情報の管理からも解放され、情報漏えいリスクを最小化できます。
新ソリューションでは、企業のマイナンバー対応に向けた支援をトータルに行う。

簡易アセスメントや制度対応、情報セキュリティポリシー策定などを支援する「コンサルティングサービス」、オンプレミスおよびクラウドでの業務システム構築を支援する「業務システム」、マイナンバー収集代行・保管を支援する「BPOサービス」、情報漏えい対策や標的型攻撃対策を行う「セキュリティ対策サービス」、集合研修やeラーニングで社員の意識や知識を高める「教育サービス」などで構成される。

マイナンバー収集代行サービスでは、従業員のマイナンバー登録に必要な情報の収集代行、データベース化、ヘルプデスクを開設運営する。マイナンバーデータ保管サービスは、従業員のマイナンバー情報などをNECのデータセンターで保管、管理し、年末調整時の法定調書や源泉徴収票の印刷、納品も担う。

NECが開発する最新システムとセキュリティについて

ログインや入室にICカードだけでなく顔認証まで必要になるなんて、まるでSFみたいな世界になってきましたね。おまけにスマホでこういったセキュリティシステムができるようになれば、利便性はさらに上がると思います。本当に技術の進歩って凄いなと感心してしまいました。
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NECは6月29日、同社グループ内におけるマイナンバー制度へ対応システムの取り組みを発表。その一環として、番号の収集・保管・運用を効率的かつ強固なセキュリティで実現するという一連のシステムを構築するとした。

今回発表したシステムは、顔認証による入退室管理やSDN(Software-Defined Networking)を利用する「専用オペレーションルーム」、サイバー攻撃の常時遠隔監視などセキュリティ対策を実現した「個人番号管理システム」、画像認識技術で収集時の入力ミス低減とペーパーレスを推進する「スマートフォン用アプリケーション」などからなる。

特にITに関する予算や人材が潤沢ではない中堅・中小企業にとって、マイナンバー制度への対応を進めながら、広い範囲でセキュリティ対策を講じていくことが大きな負担になる。そこでNECは、人事給与システムとシステムを取り巻く環境のセキュリティの強化を“アドオン”によって実現していけるマイナンバー安心セットの「顔認証ログオンセット」「アクセスログ監視セット」「データ暗号化セット」「機密ファイル保管サーバセット」を提供している。

マイナンバー導入のチェックポイントを動画で

最後に政府が提供している企業向けの動画やパンフレットを紹介してみます。9分ちょっとなのでマイナンバー制についてもう一度おさらいしてみましょう。分かりやすいので従業員に見せてあげてもいいと思います。
マイナンバーの導入準備は、従業員を雇用しているすべての事業者に必要です。
はじめに解説動画とパンフレットと導入チェックリストをご覧ください。