【いつ使うの?】マイナンバーが必要になる場面とは

2016年1月から順次様々な場所で必要になるマイナンバー。いつ、どのようにして利用するのでしょうか。

そもそも、マイナンバーを導入する目的は?

複数の機関に点在する個人情報により、どんどん複雑・煩雑化する年金や税務手続を改善し、最終的には国全体で社会保障制度(=給付)や税制度(=負担)の透明性・効率性を高める為です。
現在、「給付」「負担」の履歴や決定権はそれぞれを管轄する省庁で別々に管理・運営されています。
「本当に助けが必要な人に必要な援助が回っていないのでは?」と言う不安。
「本当は負担すべき義務や力を持っている人が負担していないのでは?」と言う不満。それらをよりクリアにしていくための第一歩と考えられています。
簡単に言うと大きく3つ、
「行政の効率化」、「国民の利便性の向上」、「公平・公正な社会の実現」
といったメリットがあるそうです。
 (13754)

行政手続きなどで必要に

平成28年1月から、順次、社会保障、税、災害対策の行政手続で
マイナンバーが必要になります。
公的な身分証明になる
毎年6月の児童手当の現況届の際に市区町村マイナンバーを提示
厚生年金の裁定請求の際に年金事務所にマイナンバーを提示
雇用保険の資格取得、確認、給付手続
ハローワークの手続全般
税務署での深刻、届出、調書記載
個人番号カードにはICチップに電子証明書も標準搭載されるので、e-TAX等の電子申請が行える
印鑑登録証や図書館利用など、地方公共団体が条例で定めるサービスにも利用できる
証券会社や保険会社等にマイナンバーを提示し、法定調書等に記載
パソコンやスマートフォンでサイトにアクセスし、将来もらえる年金の情報を確認したり、税金の申告手続きができたりする ※平成29年1月以降
マイナンバーは社会保障・税・災害対策分野の中でも、法律や地方公共団体の条例で定められた行政手続にしか使えません。 ※社会保障・地方税・災害対策に関する事務やこれらに類する事務で、地方公共団体が条例で定める事務にマイナンバーを利用することができます。
なんでもマイナンバーで管理されるわけではなく、
決められた手続きにしか利用できないんですね。

勤め先でもマイナンバーの提出が必要?

イラストwanpug素材ブログ |職業のイラスト (13779)

Q1:勤務先にマイナンバーを通知する必要はあるの? 

提出・通知する必要があります。これは働く期間や時間に関係なく、1日の短期バイトでも同じです。会社は、働いている人のマイナンバーを必要書類に記載する義務があります。これは法令で決まっていることなので、アルバイト・パートさんからマイナンバーを聞かざるを得ないのです。

雇用形態に関わらず、勤め先にマイナンバーの提出が必要なようですね。
 (13856)

Q2:マイナンバーの勤務先への提出は強制なの? 

もちろん、強制ではありませんし、拒否による罰則も法的にはありません。ただ会社があなたのかわりに行っている年末調整などの事務手続きを行うことが出来なくなってしまいます。そうなるとご自身で手続きをすることになってしまいます。

強制ではないようですが、提出した方がスムーズかもしれません。
勤務先に提出するのが不安な方は、会社の管理体制はどのようになっているのか
安心できるようにあらかじめ確認しておくといいかもしれません。

他にも、こんな使い方が検討されているようです

 (13828)

健康保険証、運転免許証、パスポート番号、住民票コード、など今まで別々だったものが全て1つの「マイナンバー」によってまとめられます。

1枚の番号カードでなんでも出来るので、今までバラバラだった免許証や保険証といったカードが1つにまとまります。

いままでいろんなカードでいっぱいだった財布やカード入れがスッキリします。

もちろん、身分証明書として使えるだけでなく、いろいろな手続きに使えます。

いずれは、印鑑証明や、公共の図書館の利用カードといったものも統合される予定です。

ちなみに、13桁のマイナンバーが与えられる法人もそれは同様です。

カードの使いみちは順次広がる見通しだ。パスポートの申請時に戸籍謄本の提出を不要にしたり、図書館カードや印鑑証明証、健康保険証として使ったりする動きがある。

 クレジットカードやキャッシュカードなど民間サービスへの適用も検討されている。平成29年1月には個人用サイト「マイナポータル」が開設され、インターネットを通じて、納めた税金や将来受け取れる年金の情報などが簡単に確認できるようになる。

いろいろな場面での使い道が検討されているようです。
マイナンバーの用途が増えれば増えるほど、便利になるとは思いますが、
その分しっかりとした管理体制が求められます。

導入はまだ始まったばかり

いかがでしたか?
まだまだ理解の足りないマイナンバー制度。
私たちの生活に密に関わってくることなので、しっかりと理解して賢く安全に利用したいものですね。

あなたにオススメのコンテンツ



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする