マイナンバーの関係者ははPCの利用者よりスマートフォンの利用者の方を大切にしたいと感じているようです。そんなマイナンバーからスマートフォンへ向けての対策をまとめました。
スマホでマイナンバーの収集が容易に? NTTデータが実証実験を公開
NTTデータは3月10日、グループ社員を対象に実施している「マイナンバー」番号収集サービスの実証実験の様子を報道機関に公開した。スマートフォンやアプリを利用して機密性の高い番号情報の安全性を確保しながら、効率的に収集することを目指すとしている。実証実験では試作したスマートフォンのアプリとカメラで、まずマイナンバー通知カードに見立てた健康保険証にある社員番号(仮想マイナンバー)を読み取り、さらに本人確認のために運転免許証をアプリのOCR機能も読み取る。仮想マイナンバーと運転免許証の情報を突合して、認証が成功できるかどうかや、アプリの使い勝手、処理時間や読み取り率などを調べる。
NTTデータでは今回の検証結果を「マイナンバー番号収集サービス」の開発に反映させ、「利便性と安全性、効率性と経済性を担保できるサービスを早期に実現したい」と話している。
スマートフォンを活用したマイナンバー取得ソリューション「FastNumber」
FastNumberは、事業主様が提出する各種届出や源泉徴収票などに必要な従業員様および扶養家族の個人番号をスマートフォンを使って簡単に収集するためのアプリケーションです。
記入や郵送などの時間やコストを削減し、安全で簡単な個人番号収集を可能にします。
NEC、顔認証やスマートフォンを活用したマイナンバーシステムを構築
NECは6月29日、同社グループ内におけるマイナンバー制度へ対応システムの取り組みを発表。その一環として、番号の収集・保管・運用を効率的かつ強固なセキュリティで実現するという一連のシステムを構築するとした。今回発表したシステムは、顔認証による入退室管理やSDN(Software-Defined Networking)を利用する「専用オペレーションルーム」、サイバー攻撃の常時遠隔監視などセキュリティ対策を実現した「個人番号管理システム」、画像認識技術で収集時の入力ミス低減とペーパーレスを推進する「スマートフォン用アプリケーション」などからなる。
マイナンバー収集代行サービス
人事部門に代わり、従業員のマイナンバーを収集するサービスです。スマートフォンによる収集と郵送による収集をご用意しました。収集期間中の従業員からの問い合わせを受け付けるヘルプデスクも開設します。マイナンバーデータ保管サービスと合わせて導入いただくことで、収集したあとのデータ保管をスムーズかつ安全に行えます。
コニカミノルタ、複合機やスマホから入力可能な「マイナンバー収集サービス」
コニカミノルタビジネスソリューションズ(コニカミノルタ)は6月5日、複合機やスマートフォンから情報を入力可能な「マイナンバー収集サービス」を発表した。10月から提供開始する。新サービスは、個人番号収集の際の作業負担を軽減し、安全に保管するためというもの。従業員自らが必要な情報を入力すれば自動的にデータを収集でき、その情報は安全に管理するというクラウド上に保管するため、一連の作業に携わる部門の担当者の負担を軽減できるとしており、情報管理の上でも有効としている。 情報の入力作業は、専用ソフトが対応する同社製の複合機または、スマートフォンから可能とのこと。
マイナンバー、スマホで活用…HPに接続可能に
政府は、国民一人ひとりに12桁の番号を割り振る共通番号(マイナンバー)制度で、スマートフォンを活用できるようにする方針を固めた。2016年1月から交付が始まる予定の個人番号カードを、スマホにかざして情報を読み取れるようにする。カードがなくても、専用のホームページにスマホだけで接続できるようになる。
将来的にはカードの機能をスマホに載せ、印鑑登録証明書の発行などの行政手続きを行えるようにする。