中小企業でも使えそうなマイナンバー管理サービス⑧

中小企業向けのマイナンバー管理サービスについて調べてみました。今回はラクラスとMJSが提供するサービスを紹介してみたいと思います。

ラクラスのマイナンバー管理サービスとは?

ラクラスのマイナンバー管理サービスは、クラウド、コールセンター、アウトソーシングなどサポート体制がしっかりしています。全てのマイナンバー関連の情報を預かってくれるので、社内にマイナンバーを残さずに済みます。収集も紙媒体、クラウドワークフロー、モバイル端末が利用できて便利です。
マイナンバーの利用方法もワークシート、源泉徴収、社会保障関連、色々なものに対応しています。対象となる社員数に制限はありません。
導入実績は従業員数10名の企業からありますが、100名規模で初回導入費30万円、月額管理費4万円となっています。機能が高いとはいえ、ちょっと資金力のある中小企業向きっぽいですね。
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ラクラスのマイナンバー管理サービスは、当社がマイナンバーを収集し、保管・廃棄するサービスです。お客様は、当社が保管しているマイナンバーを参照したり、マイナンバーを記載した税務帳票を印刷したりすることができます。
当サービスの提供開始は、2015年10-12月期の予定です。
基本料金は、社員数100名の企業で初回導入費30万円、月額管理費4万円。社員数1,000名の企業で初回導入費120万円、月額管理費12万円の予定です。
ラクラス株式会社は、昨年12月に発表したマイナンバー管理サービスの機能を拡張します。 従業員だけでなく、報酬や社宅賃料等の支払先のマイナンバーもお預かりします。業務委託先の給与アウトソーサや社労士事務所も利用できるようになります。 ラクラスは、お客様の社内にマイナンバーを残しません。

MJSマイナンバーとは?

MJSマイナンバーは中小企業向けのマイナンバー収集・保管代行サービスです。収集、登録、保管、廃棄までの業務を全て行ってくれます。収集は郵送とスマホで選べるようになっていて便利です。
料金は、登録・管理を代行するMJSマイナンバーBPOが初期費用が10万円から、収集が1番号400円から、保管が1番号600円となっています。
また、自社内のサーバーで運用するオンプレミス型とクラウド型がありますが、中小企業に適しているのはクラウド型でしょう。初期費用が3,000円(税抜)で、月額費用(1法人・従業員50人未満)2,000円(税抜)~となっています。
分かり辛いのでHPでチェックしてみてください。
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MJSマイナンバーは、特定個人情報保護委員会によるガイドラインに準拠したマイナンバー(個人番号)の管理を可能にするシステムです。
MJS の業務システムとスムーズに連動し、マイナンバーの登録・保管・利用・削除に関わる業務を効率化すると同時に、管理者権限や利用者権限を適切に設定することができ、業務システムにマイナンバーを保持しないため、高いセキュリティレベルを確保することができます。
「MJSマイナンバーBPO」は、中堅・中小企業を対象に、従業員とその扶養家族などのマイナンバー収集から、登録、保管、廃棄まで、一連の業務を代行するBPOサービス。自社内でマイナンバーの収集や保管・廃棄を行うには、収集・管理方法、通知や登録作業などのルール策定と環境構築が必要になるほか、収集に関する事務負担の一時的な増大、管理コスト発生といった課題がある。しかし「MJSマイナンバーBPO」を活用すると、企業で対応しなければならない業務範囲や対応期間を短縮できる点がメリット。また、セキュリティ対策の面でも負荷を軽減するという。
ミロク情報サービスのマイナンバー制度に対応するソリューションは非常に豊富だ。クラウド、オンプレミス両方で提供されるマイナンバー管理システム「MJSマイナンバー」を始め、個人情報保護法の安全管理措置という面ですでに大きな信頼を得ている情報セキュリティー対策支援アプライアンス「SOXBOX NX」を組み合わせたソリューションは、さまざまな環境に適用が可能で、その他セキュリティー対策商品を含めれば、かなりの種類におよぶサービスの利用方法がある。

安全管理措置の委託先の監督について

(3) 委託先の監督
第22条 個人情報取扱事業者は、個人データの取扱いの全部又は一部を委託する場合は、その取扱いを委託された個人データの安全管理が図られるよう、委託を受けた者に対する必要かつ適切な監督を行わなければならない。