マイナンバーの取り扱いや情報漏れ問題が心配される中で、就業規則を見直すべきかに話題が集まっています。マイナンバーの施行を機に、副業を含めた就業規則の改定を検討してみてはいかがでしょうか?
就業規則を変えておく方がベター
via furuya-lmo.com
マイナンバーを取り扱う従業員がいるため、秘密の保持について、就業規則に盛り込むことが必要です。他にも入社時のマイナンバーの取り扱いや解雇事由について、就業規則を変更しておくとよいでしょう。
企業がマイナンバーを取り扱うことが出来るのは利用目的を特定した範囲のみであり、当初の利用目的と異なる利用目的でマイナンバーを利用する場合には、本人への通知が必要とされています。
必ずしも就業規則を変更する必要はないですが、就業規則で明示しておいた方がベターだといえるでしょう。もし就業規則に明示しなければ、利用方法が変わるたびにいちいち書類の提示などをしなければならず、実務上非常に煩雑ですよね。就業規則を変更して明示しておく事をおすすめします。
就業規則で内定者の位置づけを明確にしておき、入社に関する誓約書の提出義務を明文化しておくことが非常に大切です。これにより、誓約書提出のタイミングで個人番号の取得を行うことができるようになります。
従業員が個人番号の提供を拒んだ場合を想定した、より積極的な対応としては、就業規則に従業員に個人番号を提供することを求める規定を置くことです。
就業規則の変更よりも大切なこと、社内教育と情報管理
就業規則を変更しました!
それだけでは意味がありません。
マイナンバーの情報管理は会社の存続にも関わる重要な要素です。
サイバー攻撃から情報を守るだけではなく、社員のマイナンバー取り扱いに対しても徹底した教育が必要です。
それだけでは意味がありません。
マイナンバーの情報管理は会社の存続にも関わる重要な要素です。
サイバー攻撃から情報を守るだけではなく、社員のマイナンバー取り扱いに対しても徹底した教育が必要です。
無料!従業員のマイナンバー教育に使える資料 – マイナンバー大学
マイナンバー制度の準備に追われる中で、会社にとって重要なことがあります。それは従業員のマイナンバーに対する研修や教育・・・。情報漏えいを防ぐためにも必須です。 使える資料などがインターネット上で公開されています。従業員教育に役立ててください。
就業規則等でマイナンバー取扱等の規定を定めるのは、あくまで手段です。目的は特定個人情報漏えいなどの事件・事故を防ぐことにあります。
いくら就業規則を形式的に備えても、特定個人情報保護法や労働基準法の本質を守らなければ、何の意味もありません。
就業規則等を変更しなかったり、届出を忘れていたことの違反よりも、特定個人情報を漏えいさせてしまったことの違反の方が何百倍もリスクや損害を負うことを認識していただきたいと思います。
副業について、容認する?
マイナンバー制度の施行によって、副業がばれる!と不安に思っている従業委員も少なからずいるはずです。
それによってマイナンバー提出を拒否されることも懸念されます。
最近は副業を認めている会社も多いようですよ。
それによってマイナンバー提出を拒否されることも懸念されます。
最近は副業を認めている会社も多いようですよ。
給料が右肩上がりで増えない昨今、副業を認める会社が増えているようだ。
とはいえ、副業で本業に支障が出たりしないよう、一定の線引きは必要だ。
副業の実態を把握し、適切に管理するためにも、副業に関する就業規則をしっかりと定め、ルールを明確化することが大切です。
給与カット・賞与カットによる社員の収入減に対応する施策の1つとして、従来は認めていなかった「副業」や「アルバイト」を容認する企業が徐々に増えているようです。
社員に副業・アルバイトを認めることにより、減った分の給与を補填してもらうのが狙いです。
現状では、多くの大企業では、
兼業・副業を就業規則等において禁止している。確かに、兼業・副業が本業と利益背反となる事態を招いたり、
本業に支障が出る場合には認めるべきではないという主張も合理的といえる。しかしながら、逆にそのようなリスクがほとんどない兼業・副業であれば、
社会的にもう少し寛容に受け止めても良いのではないか。
就業規則の見直しと、副業認可について
就業規則はなかなか改訂されないものです。
会社によっては何十年も変更なし!なんていうところも。
会社によっては何十年も変更なし!なんていうところも。
マイナンバー制度を機会に就業規則を見直してみませんか?
利用目的などを明示することによって、何度も通知する必要もなくなるでしょう。
さらに、副業がばれることが怖くてマイナンバー提出拒否を防ぐことができるかもしれません。
ついでに従業員の副業について考え直してみてもいいかもしれません。
副業内容によりますが、副業を認めている会社も徐々に増えてきているようです。