金庫の鍵にはどんな種類がある?マイナンバーの保管に適しているのは?

マイナンバーはデジタル面と物理面の両方から保護することができます。今回は物理的な保護の代表格である、金庫の種類について考えてみましょう。

企業が従業員のマイナンバーを集める理由

源泉徴収票の作成
健康保険の届出
厚生年金の届出
雇用保険の届出
労働保険の届出
国民年金第3号被保険者の届出
企業が行政に提出する書類に、以上の情報が必要になってきます。
手続きが簡略化され、これは明確なマイナンバー導入のメリットと言えるでしょう。
マイナンバーの管理者と事務担当者を決めます。
マイナンバーの事務担当者の仕事は、従業員からマイナンバーを聞き、データにまとめ、税務署やハローワーク、健康保険組合、年金事務所などに対して、各手続き時に必要な番号を報告することです。
管理者は、集めたマイナンバー情報を管理監督する役目になります。
手続きの簡略化の代わりに、マイナンバーの担当者を決める必要が出てきました。

マイナンバーを守る担当者。では、守る物である金庫の選び方は?

担当者を決めたら、今度は守るための金庫を選び、用意することが大事です。
様々な種類の金庫があるため、まずはどのような種類があるのかを理解しましょう。
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●シリンダータイプ
一番オーソドックスな「鍵」を使って施錠するタイプです。鍵を挿入して回せば施錠・解錠出来るので取り扱いが簡単です。
弱点は簡単に鍵の複製品が作れてしまう事と、ピッキングによる解錠の可能性がある事。
そのため、現在ほとんどの金庫はピッキングの困難なディンプルキーを採用しています。
鍵を使って開錠するタイプは、ディンプルキーであればピッキングの恐れは低いです。
現在導入されている金庫の鍵の種類をチェックしましょう。
●ダイヤルタイプ
金庫の中で一番オーソドックスなタイプです。
ダイヤルによる機械仕掛けのため、動作の信頼性が抜群です。一方いちいちメモリを合わせる手間がかかってしまうので、頻繁に物を出し入れするような使い方の場合不便を感じるかもしれません。
ダイヤル式は導入している企業が非常に多いですね。
担当者のみに番号を知らせることで、社内での担当者以外の閲覧を防ぐことができます。
●テンキータイプ
電子ロックの暗証番号をボタン入力するタイプ。
自由に暗証番号を自由に設定・変更できます。ボタンをプッシュするだけで解錠できるので、ダイヤルタイプの様な煩わしさがありません。一方、電ロックは電池で動作しているため、電池がなくなれば解錠することはできません。ただ、施錠状態で電池交換は出来ますし、電池が切れても暗証番号は記憶されているのでそう言った不安はありません。
こちらも暗証番号を知っている人間のみが確認できるという点はダイヤルと共通しています。
●指紋認証タイプ
指紋認証などの体の一部を利用し認証に利用する事を生体認証と呼び、最新の認証システムです。
一番の長所は何と言っても指を機会にスライドさせるだけで解錠できる手軽さと登録された指紋以外では解錠出来ないセキュリティーの高さです。さらに指紋は複数登録出来るため、家族の指紋を登録でき、暗証番号を忘れて解錠出来なくなることもありません。また、怪我などで登録した指が使えない場合、別の指を予め登録しておけば安心です。

デメリットはテンキーと同じように電池切れ。さらに指紋は年月とともに若干変化していくため、認証されにくくなることがあります。

より高度なセキュリティ能力があります。
管理体制としてはこの上ない物理的な保護なので、お勧めですね。
様々な種類の金庫があります。この他にも防盗、防火の性能など、選び方は様々です。
オフィスの環境、従業員の担当者設定など、環境に応じて購入するようにしてください。

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