一番のマイナンバー対策は従業員の意識改革

マイナンバーの安全管理措置には従業員の教育も含まれています。それには研修などを通して意識改革をすることが一番です。

従業員全員の意識改革

2016年になってマイナンバー制度がスタートしました。政府は個人情報の漏洩を防ぐために、全ての企業にマイナンバーを適切に管理する義務があると言っています。そしてそのためのガイドラインには安全管理措置を徹底するようにと書かれています。
これを遵守するためには従業員の意識改革が不可欠です。一人一人がセキュリティに対する意識を向上させるには費用面で負担がありますが、社員教育は安全管理措置への第一歩だと思います。
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事業者は、マイナンバーや特定個人情報の漏えい、滅失、毀損の防止その他の適切な管理のために、必要かつ適切な安全管理措置を講じなければなりませんし、従業者に対する必要かつ適切な監督を行わなければなりません。
2016年の施行を前に、10月中旬から国民にマイナンバーが配布されますが、セキュリティ意識が低い企業、個人情報の取り扱いに関して社員教育・管理システム・体制が整っていない企業は、故意でなくても、盗難や紛失による漏洩、誤送信など漏洩リスクが高いため、意識改革とリスクを防ぐ体制づくりが急務です。
これを実現するためには、ユーザーとしてセキュリティに関する意識改革をきちんと行うことが必要となる。企業がやるべきは個々のユーザーを教育し、セキュリティに対する意識を向上させることだ。当然、コスト面での負担を強いられることもあるが、社員教育によるクライアントセキュリティの確保は、最も有効な手段の一つといえる。

従業員研修の5つのポイント

担当者を対象とした研修を始めている企業も多いと思います。ここでは研修のポイントと、マイナンバーの費用や研修など他の企業のアンケートを紹介してみます。マイナンバーは通常業務とは異なるので、学ぶためのモチベーションをどう上げるのかも考える必要がありそうですね。
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担当者以外の従業員を対象とする研修では、「実施した(35.9%)」「実施予定(26%)」で、合計61.9%。マイナンバー制度への対応にかかった初期費用は、「10万円未満」が25%で最多。「10万〜50万円未満」が20.2%、「50万〜100万円未満」が16.6%と、全体の61.8%が100万円未満だった。一方、「1000万円以上」の企業も4.8%あった。
従業員向け研修では5つのポイントを重視しよう!

上記の記事でも伝えたとおり、マイナンバーは、社会保障や税などの分野で幅広く活用されるものだ!直接その情報を取り扱うのは経理をはじめ、総務や人事の担当者になるだろうが、その他の従業員だって知っておかなきゃいけないことはある!以下で紹介するのは、従業員にもぜひ知っておいてほしい重点項目だ!研修を行う際や資料を作成する際の参考にしてみてくれ!

マイナンバー制度対策ができるeラーニングについて

eラーニングを活用したマイナンバー研修で社員の意識改革をしてもいいと思います。特に若い社員は通常の研修よりも向いているかもしれません。また、いつでも学べるので空いた時間に勉強ができるというメリットもあります。コスト的にもeラーニングのほうが効率が良いと思います。
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そこでNECでは、5月から中堅中小企業向けクラウドサービス「N-town(エヌタウン)」において、マイナンバー制度対策eラーニング「よくわかる『マイナンバー制度』のポイント」の販売を開始する。
従業員向けの教育方法には、集合研修やテキストによる自習などの方法もあるが、eラーニングはパソコンから、都合の良い時間に自分のペースで学習できるのが利点である。
 TISと三菱UFJリサーチ&コンサルティングは2015年7月27日、TISのeラーニングシステム「楽々てすと君」で受講できるマイナンバー制度の教育コンテンツ「マイナンバー・eラーニングセット」を同日販売開始したと発表した(図)。最短7営業日で従業員にマイナンバー制度の教育を実施できるという。販売価格は1企業当たり30万円から(利用人数・期間は無制限)。