マイナンバーが届かない！？手元に来ない理由とは一体？

マイナンバーは、個人を管理するために国が導入した個人番号です。国民一人一人に12桁の番号が割り当てられ、その番号を照会することで様々な個人情報をインプットすることができます。そのためマイナンバーカードは重要な身分証明としての役割を果たし、本人確認の際にはあらゆる場面で必要となります。

2015年の10月から、各世帯に個人番号交付申請書と共に「通知カード」と言うものが、簡易書留で送られてきます。通知カードには12桁の個人番号が記載されており、番号は身分証明として個人が一生使う数字となります。

ただし、通知カードのみでは身分証として利用することができず、通知カードに繋がっている交付申請書、もしくはインターネットなどからマイナンバーカードの交付申請手続きをする必要があります。手続き完了後にマイナンバーカードが正式に発行されます。マイナンバーカードは、通知カードと引き換えに必要になるので大切に保管しておきましょう。

繰り返しになりますが、マイナンバーカードを交付するには通知カードが必要となります。最初に発行されるカードは無料ですが、紛失した場合には再発行となり手数料がかかってしまいます。個人番号を取得するためには最初の段階である通知カードを手にする必要があります。

ところが、この通知カードが届かないと言う事態に見舞われた人もいます。マイナンバー制度導入当初にニュースで話題になったことを耳にした人も多いのではないでしょうか？なぜマイナンバーが届かないなんてことが起こったのか考えてみましょう。

ありがちな原因としては引っ越し後に転入・転居届をしておらず、現在の住所に届いていなかったというケースです。引っ越しをしていても郵便局への申請をしていれば通常は自動転送してくれるものですが、通知カードは「転送不要」で送られてきます。そのために自動転送は行われないのです。

特殊な例ですが、無いとも言い切れません。マイナンバーは基本的には日本国民全員に送られてくるものですが、必ずしも日本人である必要はありません。「日本に住民登録をしている人」が対象になります。したがって、日本人でも日本に住民登録が無い場合は交付されませんし、外国人でも住民登録をしていれば交付されるのです。

起きてはいけないことなのですが、人が行うことである以上絶対に無いとは言い切れません。マイナンバーの交付はほぼ全ての日本国民が対象となります。単純計算で億を超える数の郵便となりますので、何かしらのトラブルも考えられます。

トラブルとは違いますが、申請時期によっては混雑も考えられるために発送が遅れていることも考えられます。また、不在などが原因で受け取りができなかったこともあり得ます。これらのことも考えられるため、発送状況の確認もしておくと良いでしょう。

このようにマイナンバーはほぼ全ての国民を対象にしており、通知カードが発行されていないということはあり得ないことなのです。国が個人の住所を把握していなかったら届けることができません。万が一、トラブルなどが原因だった場合も考えて通知カードの差出状況を市区町村のHPや郵便局などに確認するのも良いでしょう。

マイナンバーは今後一生使うことになるとても重要な番号です。通知カードが手元に届いた方は早めのマイナンバーカードの交付申請手続きをおすすめします。