【マイナンバー制度】ヒューマンエラーを防ぐために【企業】

ヒューマンエラーとは何か、防ぐための対策は何か、調べてみました。

企業はマイナンバーの漏えいを防ぐための措置が必須!

マイナンバーを取り扱う際は、その漏えい、滅失、毀損を防止するなど、マイナンバーの適切な管理のために必要な措置を講じなければなりません。
 (15495)

企業はマイナンバー制度に向けて
様々な対策をしなければならないですよね。

その中でも漏えい対策は重要です。

漏えいを起こさないためにも、
漏えいの原因を知っておくことも大切です。

今回は原因のひとつである
「ヒューマンエラー」について調べてみました。

マイナンバーが漏えいする原因

情報漏えいの原因は、大きく2つに分類できる。1つは誤操作や管理ミス、端末の紛失・置き忘れといったヒューマンエラーに起因するもの。すなわち「過失」によって発生する事故であり、事故件数としても圧倒的に多い。

もう1つは、不正アクセスや不正な情報持ち出しなど、内部犯罪、不正行為といった「故意」による事件だ。

 (15486)

ヒューマンエラーとは?

ヒューマンエラーとは、人間の過誤(ミス)のことです。人為ミスとも呼ばれます。不本意な結果を生み出す行為や、不本意な結果を防ぐことに失敗することです。 特に、安全工学や人間工学では、事故原因となる作業員やユーザの過失を指します。
 (15484)

ヒューマンエラーを引き起こす原因

1.無知、未経験、不慣れ
 生半可にしか知らなかったことなどによるエラー

2.危険軽視、慣れ
 ついうっかり、といった動作や悪習慣から発生

3.不注意
 作業などに集中して周囲に注意を払わず

4.連絡不足
 安全指示が正しく伝わらないことによるエラー

5.集団欠陥
 集団特有の悪習慣や突貫工事中での現場の雰囲気で

6.近道・省略行動本能
 動作・行動の簡素化によるエラー(楽をしたい)

7.場面行動本能
 ある場面に遭遇し、とっさにとった行動で

8.パニック
 非常な驚き、驚愕反応=パニック、あわてて

9.錯覚
 見間違い・聞き違いや思い込みで

10.中高年の機能低下
 40才頃から忍び寄る機能低下が原因に

11.疲労
 炎天下や長時間労働等による身体的疲労から

12.単調作業による意識低下
 単調な動作の繰り返しによる意識の低下

 (15473)

エラーをゼロにするのは無理

人間は誰でもエラーを起こす、すなわち「エラーはゼロにはできない」のです。このことをはっきりと認識することこそがエラー対策にとっては非常に重要です。では、どうすればよいでしょう?エラーをゼロにできないのであれば、エラーをコントロールする方法を探ればよいのです。
 (15488)

エラーをコントロールする方法って?

エラーをコントロールする方法は大きく二つあります。

一つはエラーそのものが起こらないようにする「エラーレジスタンス」です。「環境改善」や「人間工学に基づいた設計」などの方法は根本的な対策となりますが、組織にとって多くの努力と負担を要します。またエラーを減らすことはできますが、完全にエラーをなくすことはできません。

もう一つの方法はエラーが発生しても早期に発見して修正・対処する「エラートレランス」です。こちらは「人はエラーをする」ということを前提にした対策です。「指差呼称」や「ダブルチェック」など、それほど費用もかからず導入しやすいのですが、効果を長続きさせるには、それなりの仕組みと意識の醸成が必要になります。

いずれにせよ、どちらか一方に偏った対策を採用するのではなく、両方の対策をバランスよく取り入れることが重要です。

 (15491)

あなたにオススメのコンテンツ



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする