「マイ・ポータル」の活用法として、2017年1月から転居や結婚、死亡などの申請がネット上でできる仕組みを検討し始めたと発表されました。つまり、スマホを使って簡単に結婚離婚が出来るということです。あなたは便利!と喜びますか?怖いと思いますか?
まずはマイナンバーの復習から。
約1年後の2016年1月には、日本全国民を対象に国民共通番号制度=”マイナンバー制度”が導入される。マイナンバー制度は、”住民票を有する全ての人に1人1つの番号を付して、社会保障・税・災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用する”仕組みだ。
2015年10月には、我々1人1人に12ケタのマイナンバーが通知され、その番号を持って、翌2016年から各種行政サービスを横断的に利用することができるようになるわけだ。
政府は共通番号(マイナンバー)を使った個人専用サイト「マイ・ポータル」の活用法として、2017年1月から転居や結婚、死亡などの申請がネット上でできる仕組みを検討し始めたと発表した。マイナンバー制度とは社会保障と税の共通番号を導入し行政手続きの簡素化や税の徴収漏れ対策、生活保護の不正受給防止などに役立てる目的がある。
何よりも便利になるのはお役所の手続きの簡易化。
現状、わざわざ役所や税務署に出向いて個人証明書類で本人確認をしたうえで書類を提出しなければならない、”煩わしい”各種の役所手続の多くが、近い将来、このマイナンバーによってインターネット上で行うことができるようになると見込まれている。
世間の意見は・・・
これってマイナンバーを第三者が悪用して、勝手に離婚とか知らない人と結婚してたとか、とんでもない事が起きるんじゃないの。今でさえ個人情報を入手して、詐欺をやらかしてる輩が居るのだから。何でもかんでもITに頼ってはダメでしょ。
次はスマホ離婚?確実に離婚率上がるだろうな〜。何でもかんでもスマホでやらんでも良いのでは…。
まぁ、便利化は、良いと、思います。しかし、ちゃんと法整備を整えないと、「1日に238万回結婚」して、当日に「238万1回離婚」できる可能性が出てきます。
システムの要件定義は、極めて慎重にする必要がありそうです。
ありえない話ではありませんね。
実際同じ相手と離婚再婚を繰り返す人も少なくないと聞きます。
さらに簡単に結婚できる・離婚できるようになったら。
結婚の報告も親に事後報告。
酔った勢いでなんてことも増えそうです。
離婚率アップに加速!でも問題も多い。
“スマホ離婚”について、夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美氏はこう危惧している。
「まず心配なのは、セキュリティの問題です。夫婦の同意や、送信者が本人であるかどうかをどう証明するのか。現制度でも、離婚の同意ができていないのに離婚したい側が勝手に提出するということが発生して問題になりました。
こうした問題をクリアできたとして、懸念されるのは離婚率の増加です。これまでは、離婚届にサインして判を押し、役所に届け出るという行為が、離婚の最後の防波堤の役目を果たしていました。スマホで簡単に手続きができるようになるとその防波堤がなくなり、意思確認も十分せず、刹那的に離婚してしまう夫婦が増えると懸念されます」
きっとお互い隠しておく夫婦は少ないのでは?
勝手に離婚届が出されていたら・・・怖いですね。
どうかと思います。
個人的には結婚も離婚も少し面倒なくらいがちょうどよいかと。
責任や決意の表れとなり長続きすることにつながると思いますが・・・
いかがでしょうか。
皆さんも知らぬ間に勝手に結婚していた!離婚していた!
なんてことのないようにマイナンバーの管理はしっかりとしましょう。
メリットと思う人もいればデメリットと思う人もいます。
さて、マイナンバーはどうなるのでしょうか。