教育計画書でマイナンバーの社内教育をマニュアル化

マイナンバーと会社は一部担当者だけ知れば良いものでもありません。社内教育を行える、まずは環境を整えていきましょう。

いよいよマイナンバー制度が導入

 (40649)
いよいよマイナンバー制度が導入されます。10月には通知カードが配布され、1月から本格的にスタート。その後も適用範囲の拡大やマイナポータルの運用開始などが控えています。マイナンバー制度に関わるのはすべての国民であり、すべての企業に業務的な対応が求められます。すでに多くの企業が関連業務の見直しとそれに伴う新たなシステムの導入や改修、従業員への教育など、新制度導入の準備に追われているのではないでしょうか。
マイナンバー制度が始まり、国民それぞれに番号が与えられました。
これによって、社会保障や税などの情報を管理できることになり、あらゆる面での行政サービスの利便性が良くなりました。
そんなマイナンバー制度のメリットには色々なものがありますが、行政側から国民に対してのプッシュ型のサービスが行えるようにもなります。
これにより、国民が利用できる手当てや諸制度などを案内できるようになり、申請忘れによってサービスが受けられなくなることも減るでしょう。
たとえば、医療費が10万円を超えたときの医療費控除や、ひとり親世帯の子どもが小学校に入学する時に支給される児童福祉給付金や入学一時金が、対象者には自動的に支給されるようになるのです。

不安視されているのがセキュリティ

マイナンバー制度の導入にあたって非常に不安視されているのがセキュリティ面です。政府はセキュリティの保証のために実に様々な運用規定や厳しい違反罰則規定を設けていますが、実際に重要な情報を預かり運用するのは企業の責任です。マイナンバー制度導入により漏洩事故のインパクトは従来よりも大きなものとなることが予想され、それを未然に防ぐ企業努力と堅牢な仕組みづくりが最重要課題になってきます。しかしながら、多くの企業では新制度への業務システムの追従に追われており、セキュリティ面への対策は後回しの課題になっているのが現状です。
マイナンバーを導入する企業のネックがセキュリティ対策です。
情報を手に入れ、確実な方法を導入しましょう。

マイナンバーは原則、一生変わらない。

マイナンバーは一度付番されると基本的に一生涯変わりません。
もしも大切な従業員さんの個人情報を社長さんの一瞬の不注意で漏らしてしまったら、、どう説明なさいますか?

処罰云々ではなく、従業員さんからの信用や会社に対する世間の信用も失墜してしまうことは間違いありません。
しかもそのあとは”特定個人情報保護委員会”から監視の対象となります。

ただちに害はなくとも、会社の信用は流出の発覚で落ちてしまいます。

PCのウイルス感染に注意!

マイナンバー制度を運用する部署のPCがウィルスに感染すると重大なトラブルを引き起こす可能性があります。
思わぬところから流出の可能性があります。
対策は完全に出来ていますか?

社内教育を行おう

企業の取り組み状況のなかでも、特にマイナンバー制度に関する教育やトレーニングの不足が顕著であることが明らかになっています。

マイナンバーを取り扱う際の教育や社内情報共有の仕組みに関して、「社内教育」、「全従業員向けの社内トレーニング」、「マイナンバー取り扱い状況把握のための体制」の整備・計画について、対応済みまたは着手中と答えた回答者は、いずれも全体の20%以下となっています。

知識が足りないことで、流出が起こる可能性があります。
教育すべきことを計画する書類を作成し、マニュアル化することが大切です。

あなたにオススメのコンテンツ



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする