マインナンバーを金庫で保管!どんな金庫を選ぶ?

マイナンバー制度により、企業は支社員のナンバーを保管する義務が発生しました。企業が取るべき対策、選ぶべき金庫などを紹介します。

マイナンバー制度で企業がしなければならないことは?

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2016年1月以降、源泉徴収票や支払調書の発行、社会保険や税の手続きにおいて、マイナンバーの印字・提出が必要となります。
そのために、企業は従業員や従業員の扶養家族、弁護士や税理士等の個人取引先、
株主からマイナンバーを収集する必要があります。
マイナンバー制度により企業は機密性の高い個人情報を取り扱う必要が出てきました。
企業としては大きな負担となること間違いなしなので、早めに対策、対応を検討しなければなりません。

マイナンバーの保存期間は?

必要なくなったら削除しなければならない

原則的に、マイナンバーの利用は法律で定められた用途に限定されます。また、従業員にマイナンバーの提供を求める際には、あらかじめ利用目的を明確に説明しておかなければなりません。たとえ本人の同意があったとしても、当初に伝えた目的以外に流用することは認められていません。

そのため、当初の利用目的が果たされた場合には、企業は速やかにマイナンバーの情報を削除する必要があります。つまりマイナンバーの保管期間は利用目的がある間ということになります。

継続的な雇用関係にある場合は、廃棄の必要はありませんが、厳重なセキュリティーの元保管をします。
また、退職者の場合、利用目的が残っている場合は7年間は保管可能です。

マイナンバーの保管のために金庫を導入!

金庫と一口に言っても、耐火金庫や防盗金庫、手提金庫など、用途に応じて様々なタイプの金庫があり、今ではダイヤルを回して金庫のロックを解除するタイプのほかに、指紋認証などの最新の技術を使った電子ロックも登場しています。
金庫と言っても大きさ、カギの種類など様々なものがあります。一般的にホームセンターなどで売られているものは防火用であって、盗難対策としては今一つなものも多いようです。
会社の規模、社員の数などを踏まえ、身の丈に合った金庫を選ぶことがポイントです。

耐火性を見る時のポイント

耐火金庫の基礎知識でも説明していますが、金庫の耐火性は気化熱の原理が使われています。
金庫の外壁の大部分は発砲コンクリートと呼ばれる材料で出来ていて、これ自体に高い断熱性があります。さらに、この耐火材には水分が含まれていて、火災時にはこの水分の気化熱によって金庫自体を冷却しています。
気化した蒸気は扉の隙間から噴出する様に設計されているので、金庫内に炎や煙の侵入を防止するという役割も持っています。
大切な情報を扱うときのポイントは、もしもの時にその書類などを守れるか、です。
耐火性に優れたものであれば、大切なデータを火事などから守ることができます。
レストランなど、火を扱う会社にとっては見逃せないポイントです。

防犯性能を見る時のポイント

防盗金庫を代表とする盗難対策としての金庫は、絶対にこじ開けられず持ち去りにくい金庫でなければなりません。
皆さんは丈夫な材料と言えば何を想像するでしょうか?
多くの方が鉄をイメージすると思いますが、金庫の大部分は実はコンクリートで、鉄はコンクリートの表面わずか1mm程度を覆っているにすぎないのです。
なんだか弱そうな構造ですが、鉄とコンクリートの相性は抜群です。
鉄は粘り強いが変形しやすく、コンクリートは堅いが脆いという特徴があり、双方の短所を補い合う理想の組み合わせです。
ですから、金庫はどんな攻撃を受けても破壊されにくい構造をしており、大切な貴重品を安心して収納できます。
金庫を探すうえで最も大切な防犯性能ですが、こちらも金庫によって様々です。
二重ロックのもの、金庫自体が100キロ超えのものなどがあります。
こちらも身近に起こりうる事態に合わせたものを選ぶと良いのではないでしょうか。
また、金庫を床や壁にくっつける、金庫をカモフラージュして金庫ではないように見せる等、ご自分でできる対策を取ることも効果的です。

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