企業にとってのマイナンバー。今日はそのメリットについてまとめてみました。
中小企業にとってのメリット
まずは法人向けに行政が想定しているメリットから
1 法人番号により企業等法人の名称・所在地が わかる・法人番号をキーに法人の名称・所在地が容易に確認可能
・鮮度の高い名称・所在地情報が入手可能となり、法人の保有する取引先情報の登録・更新業務が効率化
2 法人番号を軸に企業等法人が つながる
・複数部署又はグループ各社において異なるコードで管理されている取引先情報に、法人番号を追加することにより、取引情報の集約や名寄せ業務が効率化
・行政機関間において、法人番号付で個別の法人に関する情報の授受が可能となれば、法人の特定や名寄せ、紐付け作業が効率化
3 法人番号を活用した新たなサービスが ひろがる
・行政機関間での法人番号を活用した情報連携が図られ、行政手続における届出・申請等のワンストップ化が実現すれば、法人(企業)側の負担が軽減
・民間において、法人番号を活用して企業情報を共有する基盤が整備されれば、企業間取引における添付書類の削減等の事務効率化が期待されるほか、国民に対しても有用な企業情報の提供が可能
などが期待されます。
行政側の対応により、申請作業が楽に
行政手続における届出・申請等を、一度にまとめて行えるようになり、法人(企業)側の負担が軽減します。例えば、企業が役所へ補助金申請をするとき、これまでは各役所ごとに企業情報を提出しなければならなかったのですが、導入後は一度申請した時に提出すれば、一つの法人番号でほかの役所も情報を共有するため二度目以降は必要がなくなる、といった手続き上の合理化が図れます。
行政へ届け出たり申請する作業が効率化されます。
これでもう「お役所仕事」と言われる機会も減り、企業としても大助かりですね。
これでもう「お役所仕事」と言われる機会も減り、企業としても大助かりですね。
マイナンバーを守るための環境づくりそのものがメリットに。
マイナンバー法では、事業者は、個人番号及び特定個人情報が漏えい、滅失又は毀損することなく適切な管理を行うために、各種の安全管理措置を講じなければならないとされています。
具体的には、組織体制の整備などの組織的安全管理措置、事務取扱担当者の監督や教育などの人的安全管理措置、特定個人情報等を取り扱う区域の管理や、機器及び電子媒体等の盗難等の防止などの物理的安全管理措置、アクセス制御、外部からの不正アクセス等の防止などの技術的安全管理措置などに取り組むことが求められます。
マイナンバーは、規模にかかわらず日本の全企業が扱う情報です。そのため、これまで『重要な情報などない』と言っていた企業もそうは言っていられません。ですので、マイナンバー制度導入を契機としてセキュリティ対策を見直していただきたいと思います。また、この制度によって情報通信は紙からデジタルへさらにシフトしていくことでしょう。いかに零細企業といえども、十分なセキュリティ対策を行わないことは『企業としての存在が否定されかねない』時代になったと言えます
実際、マイナンバーの保護は必要不可欠です。
結果的に企業のセキュリティー向上につながります。
こうしてみると、意外とメリットが多いですね。
結果的に企業のセキュリティー向上につながります。
こうしてみると、意外とメリットが多いですね。
法人番号を入力するだけで様々な情報がわかるととても便利です。
データベース化されることの、最も大きな利点でしょう。