マイナンバー制度への対策として、業者に委託しようと考えている事業主の方も多いのではないでしょうか?今回はそんなBPOサービスについての記事を紹介します。
BPOサービスとは?
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、企業などがコアビジネス以外の業務プロセスをそのまま専門のサービス提供者に委託することです。従来のアウトソーシングとは異なり、 BPOサービスでは業務プロセスの再設計から、業務の運用までをワンストップで請け負います。
マイナンバーに関わる業務は、思っている以上に多そうです。
BPOによる様々なメリット その1経営資源の集中
経営資源の集中アウトソース可能な対象業務を外部に任せ、その担当要員を戦略領域にシフトすることで、経営資源の選択と集中を実現できます。
BPOによる様々なメリット その2業務の効率化
最近のBPOの傾向について教えてください。現在は、いかに経営課題の解決につながる業務改革ができるかという段階に入りつつあります。求められる品質とコストの相関関係を考慮し、最適な組み合わせを追求することで、想定以上のサービス品質や効率化を実現します。
――お客様の想定以上の成果を出すわけですね。その理由を聞かせてください。
理由は二つあります。一つは同業種の業務について豊富な経験を持っているからです。アウトソーシングを検討するような業務には共通する部分が多くあります。そこではこれまでに培った経験を活かすことができます。
もう一つはシステムの利用です。当社はシステムインテグレーターですから、システムは得意分野です。BPOとして仕事を請け負った場合、お客様のシステムを使って業務を行うことがあります。これまで培ったシステム構築・運用のノウハウからシステムの改善点も見えてきますので、より効果的なシステム活用を提案、実現できるのです。また、人間系で行っているサービスを新たにシステム導入することにより効率化することもできます。
BPOによる様々なメリット その3機能強化
機能強化
不確実性があるが、実現すれば効果を 見込める領域で、リスクを低減させな がら機能強化を図ることが目的のBPO である。
BPOによる様々なメリット その4インハウスによる総額コストの削減
インハウス
対象となる業務をお客様社内から切り出し、アウトソーシング会社のオフィス内で業務を行なう体制を言います。
インハウスは、アウトソーシングの典型的な体制であり、給与計算や経理業務はインハウスで行なうことが多いです。
メリットとして、大量なデータを短時間で処理ができること、人件費や設備費が削減できるためコスト削減に即効性が見られることが挙げられます。
政府の見解
近年、競争力の強化をはかることを目的として、総務・経理・人事業務において、非コ ア業務のビジネス・プロセスを IT の活用などにより外部へアウトソーシングするビジネ ス・プロセス・アウトソーシング(以下 BPO)が欧米企業を中心として積極的に利用さ れている。また、それに伴い、グローバルレベルで BPO サービスのマーケットが拡大し てきている。
一方で、国内においては、非コア業務のビジネス・プロセスを複数企業間で共有するな どにより、競争力向上をはかろうとする動きは未だ乏しい。また、アウトソーシングを活 用している場合においても、グループ企業内でのみビジネス・プロセスをシェアする形態 での利用に留まっている事例が多いとの指摘がある。そして、ビジネス・プロセスのアウ トソーシング先企業(以下、BPO ベンダー企業)に着目すると、外国企業がグローバル プレイヤーの大半を占めており、日本企業が高い国際競争力を持ち得ていない状況が推察 される。
こうした中、我が国の BPO マーケットの活性化をはかり、ひいては、BPO を利用する 企業(以下、ユーザー企業)の生産性向上を後押しするために、日本のユーザー企業によ る BPO 活用状況について現状を把握し、課題を明らかにした上で、我が国の BPO マー ケットの活性化に向けた方策を検討していくことが必要であると考えられる。
安心と確実性が得られるだけでも、このサービスを受けるメリットはあると思います。
新しいマイナンバー制度には、最新の知識とシステムを兼ね備えた業者に頼むのが一番です。