マイナンバーアナログ管理だって立派なものです。

コストや時間の心配をしているという人には、やっぱりアナログ管理が魅力的ですよね。ネットだけが全てじゃないと思っている人は参考にしてください。

一般的に言われていることは?

アナログの管理だと、場所がとったり紙の枚数によっては費用がかさばってしまうと言われています。
しかし、アナログでのメリットもあるのも事実です。
アナログで管理を始める方法はないのか見ていこうと思います。
平成27年度 第3回会員研修会【マイナンバー対策講座】 - 一般社団法人広島県中小企業診断協会 (36641)

政府が定める安全管理とは?

個人番号・特定個人情報を保護するために、必要かつ適切な安全管理措置が必要です。
個人番号・特定個人情報の漏えい、滅失又は毀損の防止その他の適切な管理のために、必要
かつ適切な安全管理措置を講じなければなりません。また、従業者に対する必要かつ適切な
安全 監督も行わなければなりません。
アナログですとネット世界での外部への漏えいなどの心配がなくなるので、
全くメリットがないというわけではないように感じます。

実際に考えている人もいます。

「これまでも会社が所有する不動産の権利証など、紙で重要書類を保管するケースはあったはず。マイナンバーは数が多いので大変ですが、あちこちに番号を記入せずにひとまとめのファイルにし、1か所の引き出しなり金庫なりに保管しておけば問題ありません。

 パソコンで高額のセキュリティソフトを入れたり、外部サービスを利用したりしても、その網をかいくぐったサイバー攻撃でいつ情報が漏れないとも限りませんからね」

従業員の数が多くない場合や元々の経理関係を社長が自らで行っている企業等は、
盗難の防止にさえ気をつけることができればアナログ管理も悪くはないみたいですね。
その代わり、厳重な金庫やキャビネットなどが必要になります。

オフラインのPCも方法の一つです。

多くの企業では、情報の管理をパソコンで行っていると思います。書類の作成等において簡単に編集ができるため、非常に便利です。しかし、近年の情報漏えいの原因として多いのが、サイバー攻撃です。サイバー攻撃は、ネットワークを介してパソコンにウイルス等を侵入させ、情報を盗むものなので、オフラインのパソコンでマイナンバーを管理していれば、被害を受けないですみます。
また、マイナンバー管理のためだけにオフラインのパソコンを置くのはもったいないという場合には、マイナンバーをUSBメモリーに保存して保管し、必要な時にUSBメモリーから情報を入力するというやり方が良いと思います。その際、入力の際にパソコンをオフラインにして作業をすれば、漏洩のリスクを減少させることができます。もちろん、USBメモリーを管理する際には、施錠できる保管庫での保管を忘れずに。
アナログというと紙媒体と考えるのが一般的ですが、オフラインのPCというのもアナログ管理のひとつかもしれません。
ただ、上記の場合ですとUSBメモリーの厳重な保管が大事になります。
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IT業界からの意見としても

我々の業界(IT)では、ぶっちゃけ社員数が50名未満ならば、わざわざ、専用サーバやアプリを導入する必要はないんじゃないかって言われています。
要するに、紙ベースで管理するわけです。
50人くらいの管理ならば、管理台帳などを整備することで、紙ベースでできるんじゃないかと思っています。
(社員の家族分の管理も必要ですが)
そして、それらの紙ベースの資料は、経営者か責任者しか入れない部屋や、しっかりと鍵を閉めることができる、金庫やキャビネットに入れておく。
そういった、アナログな管理で十分な可能性があります。
専門知識をもって管理しようとすると、アプリやサーバー管理にまで話が言ってしまうんですね。
はっきり言ってここまではついていけないという人も多いのではないでしょうか・・・。
金庫にしまうアナログな保管方法を採用したのは、日本年金機構から約100万人分の個人情報が流出した問題がきっかけ。年金機構の場合、職員のパソコンに送り付けられたウイルスメールが原因となったが、北見昌朗所長は「ネットに接続したパソコンに保管する限り、安全は保てない。またデータのデジタル化は、USBメモリーなどで持ち出されるリスクもある」と指摘する。

(中日新聞 平成27年9月30日 3面)

なるほど。
アナログ管理を希望する人は、厳重な金庫を見極めて購入しないとですね。
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