国民一人ひとりに番号を割り当てる「マイナンバー制度」。公的機関での手続きが簡単になるなどのメリットもありますが、多くの情報がマイナンバーの中に集約されるため、それを悪用した詐欺が横行するのではないかという危惧を抱く人も少なくありません。大切な個人情報を守るためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
事例1:マイナンバーが流出したので取消料を払え!
被害にあっているのはお年寄りが多く、言われるがままお金を振り込んで損をした人も少なくありません。
このように電話でマイナンバーが流出したことを知らせることはあり得ませんし、再発行には500円しかかからないので、相手の作り話に乗せられないよう気をつけましょう。
「マイナンバー詐欺」頻発!20代男性も被害「番号流出。削除に50万円」 https://t.co/P3zP6q9KP9 >国民生活センターなどへの相談がすでに1か月で300件を超え‥。被害にあうのは60歳以上が多いが、20代でも金を払ってしまったケースがある。
— ぬかぼこ (@nukaboko) December 2, 2015
しかし、詐欺師は非常に口がうまいので、20代でも騙されてしまうのです。
マイナンバーについて今朝の玉川徹の一言。 羽鳥「施行前の時期なので詐欺が多いんですね」 玉川「いや施行されたらもっと増えますよ!あなたの番号は○○ですよねって言われたら信じてしまうでしょう!だってバイトの方にも会社に番号提出させるんですよ!民間企業からの流出もかなりありますね」
— wakatyan (@tokuisaki0313) December 2, 2015
しかし、番号を知る手立てはいくらでもあるので、くれぐれも騙されないようにしてください。
「個人情報が流出したと脅かされて恐怖心を感じると、早く犯罪者と手を切りたい一心から、詐欺だとうすうすわかっていても騙されてしまう」--早くも続発するマイナンバー詐欺のあくどい手法とは | 週プレNews https://t.co/jvL1kZ8Qyu @shupure_news
— カン (@kan_k_k) November 30, 2015
言われたとおりにお金を払えば終わりではないので、絶対に言うことを聞かないようにしましょう。
事例2:マイナンバーを人に知らせるのは法律違反だ!
もちろん、実際にあなたのマイナンバーが寄付に活用されることはありません。
そして、数日後、今度は別の相手から「あなたは故意にマイナンバーの番号を人に教えましたね。これは立派な犯罪行為なので、警察に逮捕されたくなければ和解金を支払いなさい」という電話がかかってきます。
寄付をお願いした相手と、後日改めて電話をしてきた相手は詐欺仲間なので、冷静に対応して電話を切り、すぐに警察に相談しましょう。
そもそも、うっかり自分のマイナンバーを漏らしてしまったからといって罪に問われることはないので安心してください。
ただし、他人のマイナンバーを教えてしまった時はこの限りではありません。
例「寄付はひとり5万円までで、私の寄付の枠は使ってしまいました。マイナンバーを貸してくだされば、お礼に1万円差し上げます」など 初のマイナンバー詐欺←典型的な詐欺パターンhttps://t.co/4e9PvKHgH8
— 以下略ちゃん (@ikaryakuchan) November 14, 2015
もちろん相手の言ったとおりに支払う必要はありません!
突然かかってきた電話で顔も名前も知らん相手に、どうして個人情報を簡単に教えられるんだろう? 「寄付」のためとはいえ、なんで自分のじゃなきゃいけないのかって、疑問に思わないのかね? 突然電話かけてきて「お金」の話とか、変でしょう? #マイナンバー #詐欺
— あぼかど (@avcd_jp) October 9, 2015
お年寄りや子供には難しい場合もあるので、家族が教えてあげてください。
事例3:還付金がもらえるので保証金を支払え!
マイナンバー導入によって国民にお金が支払われることはないので、騙されないようにしましょう。
相手がしつこい時は「一度警察に相談してみます」と言って電話を切るとターゲットから外れることもあります。
マイナンバーとも絡めた還付金の電話は、市役所からは絶対ありません。不審な電話は市役所や警察、消費者センターにご相談を。 ( #fmsagamdk live at https://t.co/W759Xw9Ppo)
— サー伯爵 (@fuukitomy) December 9, 2015
還付金詐欺やらマイナンバー詐欺やらにひっかかる人がいるみたいだけど、役所が自分からお金を返すことなんて絶対にないし、丁寧に電話してくるなんて絶対ないんのにどんだけ働いたことなくて社会知らないのかとつっこみたくなる
— Mr.DB (@dh_number90) December 3, 2015
連絡があるのは、税金を取り立てたい時のみ……。
その他に起こり得るマイナンバー詐欺の事例
【想定事例1】市役所職員を名乗る人物からの電話や「市役所の方から来ました」と市役所職員をかたる人物が自宅を訪問。「マイナンバーを記入しないと年金とかもらえなくなりますよ。わたしが手続きします。」などと言葉巧みにマイナンバー・銀行口座・クレジットカードナンバー等を聞き出す。
※市役所職員だけでなく、総務省、内閣官房、県庁、年金事務所などの公的機関、銀行、農協、郵便局などの金融機関の職員・従業員を装って接触してくる可能性があります。
其の1マイナンバーは電子マネー5000円で教えます。
という電話がかかってきて、電子マネーの番号を伝えると今度は巧妙な手口であれよあれよと50万被害にあったそうです。
一度間違えてお金などを支払ってしまうと、いいカモと思われどんどん巧みに搾り取られることが多いようです。
事例4 「マイナンバーコールセンター」と名のる者からの不審電話「マイナンバーコールセンター」を名のる者から区内の事業主に対し、「マイナンバーは保護しなければならない。今なら安く保護できる。」という旨の電話があった。
マイナンバーのコールセンターが、相談したことのない人に電話をかけることは絶対にありません。
年末年始は振り込め詐欺、悪質商法、侵入盗、ひったくり、すり、置引き、乗り物盗、子供や女性を狙った犯罪等が多く発生しています。貴重品管理、施錠設備の強化、防犯ブザーの携行等被害防止に努め、行政職員をかたった電話等でマイナンバー等の個人情報を聴取する詐欺にも注意してください。
— 日野市防災関連情報 (@hino_bousai) December 15, 2015
特に判断力が弱っているお年寄りは要注意です!