金庫で防犯! マイナンバー対策

マイナンバー管理は外部への漏洩だけでなく、盗難にも気を付けなければなりません。そのためにはどんな対策をすればよいのでしょうか?

今後のマイナンバー運営

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平成29年1月:国レベルでの情報連携が開始
スタート当初は、税金関係と雇用保険関係の処理にしかマイナンバーは利用されません。より広く社会保障の分野で使用されるようになるのは、1年遅れて平成29年からとなっています。この時期から、国の各機関でマイナンバーが連携されるようになります。
個人が自分のマイナンバー情報を参照できる「マイ・ポータル」の運用がはじまるのもこの時期です。

平成29年7月:地方自治体レベルでの情報連携が開始
さらに半年遅れて、マイナンバーの連携が地方自治体レベルにまで拡大されます。これ以降、国や地方自治体が管轄している個人情報は広く共有されることとなりますので、公的サービスがよりスムーズになることが期待されます。

平成30年10月以降:民間利用の開始(検討中)
まだ検討中であり不確定ですが、将来的にはマイナンバーの民間利用も計画されています。時期としては、マイナンバーの特徴が充分に周知され運用にも慣れた平成30年秋以降が検討されています

マイナンバー制度が導入されることで、様々な面でコストを削減できると言われています。これは情報を一元的に管理することで行政の負担を減らして、無駄な出費を減らす事ができるとされています。また税金も透明性や公平性が増すとされているので、多くの方に歓迎されています。今までは、引っ越し等の際には他の行政間で転記作業などが必要でしたが、今後は一元化して処理されるためスムーズに手続きが完了します。たくさんの書類を用意しなくてはならなかったケースでも、マイナンバー一つで簡単に手続きが完了できるようになります。

将来的にどこまで適用されるか

・銀行口座との紐付け
マイナンバーは、銀行口座と紐付けされることも検討されています。これにより、税金の納付漏れや脱税を防ぎ、公正な社会の実現が目指されています。また、公的な支援金や還付金などの振り込みもスムーズになるでしょう。

情報が流出・漏洩したときのリスクから現在は慎重な見方も多いですが、マイナンバー本来の目的に通じるものですので前向きに検討されています。

・医療分野での利用
マイナンバーは医療分野での利用も検討されています。医療分野での情報共有が進むと、個人データの照合が簡単になるほか、かかりつけの病院が変わるなどした際にも追跡して適切な医療を受けることができるようになるでしょう。

プライバシーの観点から懸念する声もあり、現在は先送りとなっていますが、慎重な検討は続いています。

銀行との連携や医療・福祉分野でマイナンバーが適用されれば、より私たちの生活に密着し欠かせない存在になるでしょう。たらいまわしのようにあちこち行く必要もなくなり、効率よく手続きすることができます。しかしその分よりマイナンバーの取り扱いに注意しなければなりません。特に外でマイナンバーを使用する際は紛失や盗難に気を付けましょう。もしなってしまった場合は警察や役所に連絡し、すぐに悪用されないよう手を打たなければなりません。

金庫にも種類がある

耐火金庫
日本で一番普及している金庫。 一般的にホームセンターなどで売られているのがこのタイプです。 火災から地震などの衝撃まであらゆるケースの火災を想定して作られています。

防盗金庫
盗難から収納物を守る為に作られた金庫。 扉の厚みや構造、鍵の丈夫さなど耐火金庫とは全く異なる構造となっています。 扉を支える蝶番が頑丈、扉を固定するかんぬきが太く本数も多い、などかなり耐火金庫と違いがあります。

金庫にもさまざまなタイプがあり、用途や目的によって専用に作られています。もちろん耐火金庫でも一定の防犯機能はありますが、防盗に比べその性能には差があります。また金庫にもその性能を評価する規格があり、耐火・防盗それぞれの分野で評価されています。耐火はCDやUSBなど熱に弱いモノをしまう際は災害が起こっても火災などからしっかりと守ってくれるようになっています。防盗は中身をこじ開けようとしても簡単には開かない仕組みなっています。このほかにもデジタルメディア・書類専用の金庫もあります。

金庫選びは品質が重要

防盗金庫の防盗性能を実現するためには複合的な機能が用意されています。錠前=ロックシステムもそのひとつです(もちろん、耐火金庫にも備わっています)。しかし、防盗金庫にとって最も重要なのは実は対破壊性能です。泥棒はピッキングなどによって錠を開けようとするよりも、扉をこじ開けるなどの破壊を行うか、持ち去りを行うケースが圧倒的に多いため、いかに破壊されない金庫であるかが最重要ポイントとなるのです。

耐火性能も防盗性能も、それぞれ性能を証明するための規格が存在しています。耐火性能はJIS(日本工業規格)による試験と性能基準があり、防盗性能は日セフ連(日本セーフ・ファニチュア共同組合連合会)による試験と性能基準が定められています。
耐火金庫と防盗金庫、それぞれがきちんと設計され製造されているかを確かめるには、これらの試験に合格した製品であるかどうかが目安となるでしょう。金庫の仕組みを知ったうえで、購入する際の参考にしてみてください。

金庫はただモノをしまうものではなく守る場所です。マイナンバーのような重大なデータはより一層しまう金庫が重要になります。ハンマーや電動ドリルでも破壊されないように作られており、そのノウハウはメーカーの企業秘密になっています。これから金庫の購入を考えている人は、金庫の性能がきちんと規格に認定されているものを選ぶようにしてみてはどうでしょうか。

さらに防犯対策を高めるためには?

・金庫は人目に付かない場所へ
まず、基本的な事ですが、金庫を人目につく所には置かない事です。窓から見える所に置くなど、もってのほか。押入れなどの扉で直接金庫が見えない所が理想的です。
どうしてもそのような場所に置く事が出来ない場合は金庫の前にモノを置いたり、隠しカーテンなどで目隠しをしましょう。
最近はモダンなデザインの金庫も販売されていて、ぱっと見金庫と分からないモノもあります。

・盗難に合い難い金庫
市販されている金庫の中には移動し易いようにキャスターが付いているタイプがありますが、移動しやすいという事は盗まれやすいという事でもあります。キャスターなどは必ず取り外し、容易に移動できないようにする工夫が必要です。
また、ゴム足が付いている金庫は一見問題なさそうですが、金庫の下に手を入れ、持ち去りやすい金庫と言えます。足などを取ってしまい、金庫の下に手を入れ難くする事も盗難対策として大切です。
金庫を床に固定出来ればベストです。

さらに、金庫の正面などの目立つ所に「防犯ステッカー」を貼るのも効果があります。
「防犯ステッカー」とは、「防犯警報システム設置」などと書かれたステッカーの事です。
金庫に警報装置が付いているに越したことはありませんが、ステッカーを張るだけでも効果があります。防犯ステッカーはホームセンターなどで、数百円で購入出来ます。

このほかにも金庫の部屋にロックをかける、棚に金庫ごと接着剤で固定してしまうなどの手段があります。このように工夫するだけで防犯能力は向上します。これからマイナンバー管理対策がより重要になり、収集や手続きなどで追われて管理対策が不十分なところが多いと思いますが、早めの対策で内部および外部のセキュリティ対策を盤石にしておきましょう。

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