実務担当者におすすめ【マイナンバー保護オフィサー】

マイナンバー関連の資格でも、特に金融業界の側から出た民間資格【マイナンバー保護オフィサー】。金融業界だけでなく、企業の実務担当者にも良いそうです。

さまざまな場面で利用されるマイナンバー

民間企業は、従業員の健康保険や厚生年金の加入手続を行ったり、従業員の給料から源泉徴収して税金を納めたりしています。また、証券会社や保険会社等の金融機関でも、利金・配当金・保険金等の税務処理を行っています。平成28年1月以降(厚生年金、健康保険は平成29年1月以降) は、これらの手続を行うためにマイナンバーが必要となります。そのため、企業や団体にお勤めの方や金融機関とお取引がある方は、勤務先や金融機関にご本人やご家族のマイナンバーを提示する必要があります。
  また、民間企業が外部の方に講演や原稿の執筆を依頼し、報酬を支払う場合、報酬から税金の源泉徴収をしなければいけません。そのため、こうした外部の方からもマイナンバーを提供してもらう必要があります。
企業だけでなく、証券会社、保険会社等金融機関でもマイナンバーの提示が必要となる。

マイナンバーの資格あれこれ

現在マイナンバー関連の資格は主に3つの資格があり、マイナンバー検定という検定資格、マイナンバー管理アドバイザーという資格、そしてマイナンバー保護オフィサーという資格があります。
どれも民間資格で、それぞれに特徴があります。

マイナンバー検定は一般の人から実務担当者まで誰でも受験できます。
特定個人情報について勉強してみたい人向けの資格です。

マイナンバー管理アドバイザーは、資格のLECで講習を受けられる。お勧めの対象者はLECならではで、士業関連の資格取得を目指す人やすでに取得した人が、業務の幅を広げるために取得することが多そうです。

そしてマイナンバー保護オフィサー。一般の人には一番馴染みの薄い資格かも知れません。
一般社団法人金融財政事情研究会という、これもまた耳慣れない団体が主催する資格で、金融業界の事情に特化した内容が盛り込まれた資格です。

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マイナンバー保護オフィサー資格

マイナンバー法(番号法)遵守に必要とされる知識・判断力および日常業務に必要とされる顧客(個人・法人)のマイナンバー取扱いルールに関する理解度を問うことで、「マイナンバー保護オフィサー」として求められる法令等の知識の習得度、実務における対応力を検証します。
マイナンバー法(番号法)関連法令に加え、公表されている「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)」、「(別冊)金融業務における特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン」、「(別添)特定個人情報に関する安全管理措置」、「Q&A」(特定個人情報保護委員会)等に対応しています。

出題範囲も、金融業界に特化した内容が多い

マイナンバー制度の内容(個人番号、個人番号付番、通知カード、個人番号カード、特定個人情報、法人番号、特定個人情報保護委員会、個人番号関係事務と個人番号利用事務、個人番号関係事務実施者と個人番号利用事務実施者、特定個人情報保護評価等)
個人情報保護法とマイナンバー法(番号法)
番号の取得・本人確認から利用・提供・保管・安全管理措置・廃棄・委託等に関する取扱いルール
預貯金、財形貯蓄、国外送金、保険商品、投資商品(投資信託・国債等)販売業務と顧客マイナンバー保護
融資(審査)・その他業務とマイナンバー保護
犯罪収益移転防止法とマイナンバー法(番号法)
マイナンバー法(番号法)における罰則規定、等
金融業界だけでなく、企業の財務関係や経理関係など、金融機関と取引のある部署の従業員でも知識として持っておくといい内容。

受験のために通信講座もあるようだ

■ 2013年5月、いわゆるマイナンバー法が成立し、その後、同法に関する政省令やガイドライン等が公表され、個人番号取得時の本人確認方法も含めて、金融実務に与える影響も明らかになってきています。
■金融機関が顧客から個人番号を取得すべき場合は限定されており、それ以外の局面での取得は禁止されています。また、金融機関は個人番号を含む個人情報について、適切な安全管理措置を講ずることが求められます。
■金融機関の営業店担当者は、マイナンバー制度について顧客から質問を受けることも増えると思われ、本制度に関する知識の習得が不可欠になると考えられます。
■本講座は、第1分冊でマイナンバー制度の概要、個人番号等の取扱い上の注意点、民間事業者における本制度の対応について、第2分冊で金融機関における既存顧客・新規顧客への対応、個人番号の利用・安全管理・廃棄等の対応についてQ&A方式で解説します。
もちろんマイナンバー保護オフィサー試験に合格するためだけなら、簡単な試験なので、問題集を2周、3周するだけで合格できると思われます。

しかし、企業などの実務担当者の方などで、民間企業や金融機関におけるマイナンバー制度の運用において実務上危なそうなところを手っ取り早く知りたい、しかし専門書を読んでいる時間はおしいという方は、このきんざいの通信講座は有用かもしれません。

実際に受講した人のブログを拝見すると、時々問題にまで切り込んだ内容にもなっている様子。

出題形式や合格基準は?

マークシート方式
正誤式、三答択一式、語群択一式 合計40問

100点満点で70点以上

試験ですが・・・

予想通り、
簡単でした。

開始1時間経過で帰宅可能だったので、
とっとと帰りました。

ってゆーか、約8割の受験生は1時間で
答案を出して帰っていきました。

さて、この試験は、すぐに模範解答が出ます。
さすがきんざいです!
で、答え合わせしました。
合格ラインは70点

結果は、100点満点中・・・

97点

まとめると、、、

試験は簡単なようです。
まだ運用間もない時期なので、次々と新たな解釈が必要となってくるマイナンバー制度。通信講座ではリアルタイムな問題も扱われているようです。

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