マイナンバーの数字だけで個人特定は可能か?

マイナンバーの数字はどうやって構成されているか知っていますか?諸外国と比較してみましょう。

マイナンバーで個人特定ができる?

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マイナンバーの数字で出身地や性別がわかってしまうのでは?家族とは連番になるのでは?と思っている方も多いと思いますが、実際はどうなのでしょうか?

また他の国のではどうなっているのでしょうか。

韓国では性別や出身地がわかってしまう

桁数は13桁。すべて数字。生年月日、出生世紀別性別コード、生誕番号、チェック  番号で構成される。
住民登録番号は6つと7つの数字をハイフンでつなぎ、13個の数字を次のように表記する。

yymmdd-snnnnmc

ここで、それぞれの数字は次のような意味がある。

・yymmdd 六数字は生年月日である。例えば1987年1月19日に生まれた人は870119の数字を持つ。
・sは性別を現わす。

・nnnnは出生地コード。邑・面・洞ごとに固有番号が行政自治部によって与えられる。
・mは一貫番号。その日に提出された出生届のうち何番目であったかを表す。
・cはチェックディジットである。

韓国ではそもそも成り立ちが違う

法律制定の当時は、住民生活の便益が目的ではなく、あくまでも住民の居住関係の変動に伴う行政業務、即ち国家の管理と統制の混乱を防ぐためであった。
韓国の住民登録番号は、1968年から始まった古い制度です。導入当時と今では個人情報漏洩やそれに対する被害の受けとめ方が全く異なります。
休戦状態の分断国家である韓国ならではの自国民の識別という目的があまりにも強く、他の問題を払拭した面もあります。さらにそもそも住民登録番号は、個人を最大限に特定できる番号で設計されています。

当該個人の生年月日、性別、出生地、検証番号などが13桁の数字で特定できます。
今日の常識から見ると、到底納得できない番号です。ところが、1968年の当時は、何の問題もありませんでした。

アメリカでも同じく個人が特定しやすくなっています

アメリカのマイナンバー<SSN>は徴兵用に戸籍代わりに作られたものなので、韓国と同じく個人特定がしやすくなっています。
社会保障ナンバーは、”AAA-GG-SSSS”の9桁の数字形式となっており、3つの部分に分けられる。
・エリアナンバー(The Area Number):最初の三桁は、地理的な範囲を示している。
・中間の2桁の番号はグループナンバーである。地理その他のデータ上の意味合いはなく、並べる上での便宜上、使いやすいように桁を分けているにすぎない。この2桁の番号によって、それぞれの民族的背景を識別することができる、という説もある。これは都市伝説としてsnopes.comや社会保障局のウェブサイトで紹介された。
・残りの4桁は発行順の一連番号である。グループ内の0001から9999まで続き番号で発行される。
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歴史が古いゆえの問題

しかし、コンピューターシステムで個人情報を取り扱うにつれ、様々な問題が露呈してきました。
また、住民登録番号そのものに個人を特定できる情報が盛り込まれているため、問題はさらに深刻化していきました。

それでは日本のマイナンバーは大丈夫なのか

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海外では番号から出身地等が推測できる場合もありますが、マイナンバーでは本人を推測・特定できる事は望ましくないということで完全なランダムになりました

日本のマイナンバーはランダムです

発行される12桁の番号は、完全にランダムになるという。同居家族でも先頭の11桁までが同じで末尾が枝番のように異なるというような形にはならないし、関東地方なら1から始まるというような地域別の区分もない。
ある理髪店では家族6人あてに6通の通知カードが入っていたが、「12桁のナンバーは家族で連番と思ったら、みんなバラバラなんですね」と店主(62)はいう。

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