マイナンバー通知書が各家庭に届きましたが、重要な個人情報が含まれているだけに不安の声も多いのも事実です。第三者への個人情報流出やカード発行時の職員への情報漏洩の不安、持ち歩いて紛失した際のリスクなど。マイナンバーにまつわるよくある質問に対して、対応策とともにまとめました。
そもそもマイナンバーとは
マイナンバーとは行政を効率化し国民の利便性を高め公平公正な社会を実現する社会基盤です。
また、マイナンバーカード1つで身分証明書として利用でき、コンビニでの住民票や各種証明書を取得できるなどのメリットもあります。
個人情報流出の不安
現在は、社会保障や納税関係のみの適応となっていますが、ゆくゆくはマイナンバーカードによる一括管理を目指しています。クレジットカード機能や保険証機能など、複数の機能が付け加わることで、万が一自身の個人情報が外部に情報流出してしまったらと想像すると、恐怖でしかありませんよね。
マイナンバーカードの番号は各自治体職員に知られてしまう?
安心してください。マイナンバーカートの暗証番号は申請者自身が入力するため、職員に対しても知られることはありません。
しかし、年齢を重ねて自分で書くことが困難な方や何らかの事情で代理の方にお願いしなくてはならない方もいるかもしれません。その場合に関しても、安全策がとられています。
法定代理人(親権者や成年後見人の方など)以外の代理人の方が窓口で手続きを行う場合などでは、窓口の職員がみなさまに代わって暗証番号を入力することとなりますが、職員には守秘義務があること、また、万が一、職員が暗証番号を把握したとしても、マイナンバーカードそのものがなければカードの利用はできないことから、悪用される心配はありません。
万が一紛失してしまったら
遺失物届を出すことで、「受理番号」を受け取れます。それを各自治体に出すことで、マイナンバーカードを再発行することができます。
自宅でなくした場合には、そのまま各自治体に行きましょう。事情を説明し、書類を記載すると、再発行が可能です。
個人情報流出や紛失への対応策
基本的には、必要最低限以外は持ち歩かないことです。確定申告に対してマイナンバーの使用は義務化されました。しかし、それ以外の各種証明書や住民票の写しなどは、従来通りの運転免許所や年金手帳等で発行が可能です。
外に持ち運ばずに、家の中で大切に保管をしましょう。万が一紛失した際も、家の中であれば第三者に情報が漏洩するリスクは非常に低いものです。可能な限り、無くさないような場所で大事に保管をしておき、必要なとき以外は持ち出さないようにするとよいでしょう。