マイナンバー漏えいから守る金庫、耐火と防盗どちらが良いの?

保管、管理が企業に義務付けられているマイナンバー。その保管に適している金庫には「耐火」「防盗」という大きく二種類があります。どちらを選べばよいのでしょうか。

マイナンバーは行政とのやり取りで必要!国から告知されています。

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国民の一人ひとりにマイナンバー(12桁の個人番号)が割り当てられ、平成28年1月から、社会保障・税・災害対策の行政手続で使用がはじまります。それに伴い民間事業者も、税や社会保険の手続で、従業員などのマイナンバーを取扱います。
もう今月から行政手続きでの使用が開始されているのです。
個人へのマイナンバー番号の通知からかなりスピーディな施行であり、十分な知識が各企業や従業員、その家族まで通達されているか微妙な状況です。
マイナンバーを扱う担当者を決めましょう。

集めよう!
マイナンバーを従業員から取得する際は、利用目的を伝え、番号の確認と身元の確認をしましょう。

適切に管理しよう!
マイナンバーが記載された書類は、カギがかかる棚や引き出しに保管しましょう。
ウィルス対策ソフトを最新版にするなど、セキュリティ対策を行いましょう。
退職や契約終了で従業員のマイナンバーが必要なくなったら、確実に廃棄しましょう。

理解しよう!
従業員にマイナンバー制度周知のための研修や勉強会を行いましょう。

適切な管理、という項目で一番多く書かれているように、企業内の保管、保護が一番難題と言えます。
間違っても不正な利用や漏えいがないように、予め方針を立てることが重要です。

金庫にも対策内容で種類があります。

防盗金庫
現金や重要書類を保管する際には「防盗金庫」を選んだほうがいいでしょう。
防盗金庫とは、防犯目的で作られており、耐火性も併せ持っています。
また、ドリルやハンマーなどの工具による破壊や、バーナーによるガス溶断に耐えられるかをテストして、ランク分けをしています。
防犯性能を考えて最重要視する際は、防盗試験規格「TS-15」「TRTL-30」などに認定された金庫を選びましょう。
TS-15は手工具による破壊に15分間耐えられる性能が保証されたもので、TRTL-30は、溶断や電気工具などによる破壊に30分間耐えられる性能が保証されたものです。
盗難などの犯罪に強いのがこのタイプの金庫です。
耐火性もあるので、自然災害にも対応できる面でお勧めできます。
マイナンバーと共に重要書類の保管にも使用できるので、個人情報の保護と合わせて会社のセキュリティ向上はいかがですか?
耐火金庫
防盗金庫に対し、「耐火金庫」は火災から大事なものを守ることを目的に作られています。
紙類などの収容物を火災時の焼失から守る耐火性能を備えています。
ただ、あくまで耐火性を目的として作られているので、ハンマーなどの工具等の破壊には耐えられません。
耐火金庫の機能をさらに高めた「特殊耐火金庫」もあります。
これは、磁気メディアなど、高温・高湿度では情報が消失してしまうものを守る耐火性能を備えています。
さらに耐火能力を強化したい場合、デジタルメディアのデータ消失も防げるタイプを用意すれば良いでしょう。
重要なデータを共に保存したい場合はこちらを選ぶ選択肢もあります。
防盗金庫を代表とする盗難対策としての金庫は、絶対にこじ開けられず持ち去りにくい金庫でなければなりません。
皆さんは丈夫な材料と言えば何を想像するでしょうか?
多くの方が鉄をイメージすると思いますが、金庫の大部分は実はコンクリートで、鉄はコンクリートの表面わずか1mm程度を覆っているにすぎないのです。
なんだか弱そうな構造ですが、鉄とコンクリートの相性は抜群です。
鉄は粘り強いが変形しやすく、コンクリートは堅いが脆いという特徴があり、双方の短所を補い合う理想の組み合わせです。
金庫の構造は昔から進化を続け、今でも大切なものを保管する方法として最適です。
様々な企業が、それぞれのシチュエーションに対応できる製品を日々研究し販売し続けています。
最適な物を選び、いざという時に備えるようにしましょう。

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