金庫で守るマイナンバー

マイナンバー法により個人情報の取り扱いのより一層の対策が必要になりましたが、そんな中金庫の売り上げが伸びているようです。金庫で守るメリットはどんなものがあるのでしょう。

マイナンバー法の大きなメリット

写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (42458)
日本では、年金、住民票、健康保険など、それぞれの行政手続でこれまで別々の番号を使って管理を行ってきました。

同じ人が、基礎年金番号、住民票コード、健康保険証番号、運転免許証番号、パスポート番号などバラバラの番号をいくつも持っていることになりますから、行政機関同士で照会を行う際には非常に効率が悪いシステムといえます。

すべての行政手続に使える共通した番号を導入すれば、手続の効率化が可能になります。

マイナンバー制度は行政の効率化を目的に施行されたもので、これにより様々な行政手続きの一元化、簡便化が実現されます。
また、年金の不正受給や副収入の未申告などの脱税を厳しく取り締まることができ、結果的に公正な社会が実現できるようです。

企業にとってはデメリットも・・・

 (47789)
マイナンバー制度のデメリットとして、導入時にコストがかかってしまうという点があります。企業においては、従業員のマイナンバーを扱うことになりますから、セキュリティ管理体制を見直さなければなりません。

マイナンバーを安全、確実に管理できる単一のセキュリティシステムの構築は困難ですから、より確実な手段を複数講じる必要があります。こうしたシステムを導入するには膨大な費用がかかってしまいますし、業務上も負担になることがあるでしょう。

また、マイナンバーには情報漏洩時の心配が大きいというデメリットもあります。マイナンバーは1人に1つだけの固有の番号で、それを使ってさまざまな行政手続ができてしまうからです。

企業にとってのマイナンバー制のデメリットは大きく、個人情報管理のシステムを整えるのにどうしてもコストがかかってしまいます。
情報漏えいの罰則は厳しく、また万が一漏えいさせてしまった場合は行政処分だけではなく、社会的な信用も落としてしまうこととなります。
このように全ての企業は今までになかった大きなリスクを背負うことになりました。

社員のナンバーは金庫で保管するのがベター

 (47790)
まず、金庫の種類の豊富さを始め、指紋認証タイプの金庫や顔認証、カード式など解除の仕方もたくさんあります。
また用途によっても大きく分けられるでしょう。盗難防止などに力を入れたいのであれば持ち去る事が出来ないようなアンカー固定の耐久性の高い金庫などもあります。
耐久性が高い金庫は殴られたり、落とされても一定条件までなら開けられる事も壊れることもないとされています。
金庫で保管することにより、防犯対策だけではなく、担当者以外がマイナンバーを見ることもなくなり結果的に内部流出の対策になります。
また、火事の際にも大切な書類を火から守ってくれるというメリットもあります。

知ってた?金庫には耐用年数があります

 (47791)
金庫の耐火性に有効期限があることをご存知でしょうか。
金庫は一度買ってしまえば半永久的に使えると考えがちですが、耐火材の発泡コンクリートに含まれる水分は自然蒸発するので、耐火性能は年とともに低下してしまいます。
金庫の有効期限は製造後20年が目安とされているので、古い金庫を持っている場合は、製造年月日をチェックしてみましょう。
「長年使っている金庫があるから大丈夫」と思っていたら実は耐用年数が過ぎていた、というのもよくある話です。
一度ご自身の金庫をチェックしてみましょう。

金庫はどこで買うのがオススメ?

まず身近なところでいえば、文房具店が該当します。手に持てるタイプの、小型の金庫であれば文房具店で扱っているところは比較的多いのです。価格が安く手ごろですが、手提げがついているくらいですから、そのまま持ち出されてしまうようなところに保管したり、非常に高価なものを保管したりするにはあまり向きません。

それ以外で売っているところというと、ホームセンターなどがあります。ここなら店の規模にもよりますが、ある程度大型のものも扱っています。直接見て商品を比較したり、カギのタイプを確認したりできるので便利です。もし近所にあるということなら一度足を運んでみるのも良いでしょう

今手元に金庫がないという方は一度お近くのお店で探してみてはいかがでしょうか。
金庫といっても大型の物、持ち歩きできるもの、防火性重視の物など、様々です。
最近ではネット通販での購入も便利で、一度金庫専門サイトを訪れてみるとよいでしょう。
また、どの金庫を選べばよいかわからない、という方は金庫診断士などの専門のプロに相談するのがよさそうです。

あなたにオススメのコンテンツ



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする