子供たちはこれからずっと同じ番号を自分のマイナンバーとして使っていきます。今は自分の番号を管理できなくても今後は自分たちで管理していかなくてはなりません。正しく管理する方法を学び教えてあげられるようになりましょう。
産まれたばかりの赤ちゃんにもマイナンバーってあるの?
マイナンバーの通知対象は、「住民登録」です。つまり出生届を出すことによって、マイナンバーの発効対象となります。日本で住民登録をしている人であれば、国籍・年齢を問わずマイナンバーが通知されます。
こどもでも個人番号カードは申請できるのでしょうか?
15歳未満および成年の場合は、親(※)が申請すれば個人番号カードは交付されます。(※特別な理由がある場合は、市区町村長が認める任意代理人により申請が可能となります。)
こどもの個人番号カード発行の仕方
平成27年10月より、マイナンバー通知とともに「個人番号カード交付申請書」が郵送されてきます。その個人番号カード交付申請書に署名・捺印をして同封の返信用封筒で返信します。
こどもの個人番号カード受け取りに必要な書類は?
平成28年1月より、各市区町村から交付準備ができた旨の通知書(個人番号カード交付電子証明書発行通知書兼回答書)がハガキで送られてきますので、それを持って各市区町村の窓口で交付となります。必要書類等は、
【こどもと一緒に窓口へ行く場合】
・通知カード(こどもの)
・ハガキ(個人番号カード交付電子証明書発行通知書兼回答書)
親:身分証明書(運転免許証等の本人確認書類)
こども:住民基本台帳カード(お持ちの方のみ)なければ、特にありません。【親だけが窓口へ行く場合】
・通知カード(こどもの)
・ハガキ(個人番号カード交付電子証明書発行通知書兼回答書)
・こどもの住民基本台帳カード(お持ちの方のみ)
・親の身分証明書(運転免許証等の本人確認書類)
・親子関係を証明する書類
戸籍謄本(発行から3ヶ月以内のもの) もしくは、住民票(世帯全員の続柄が記載されている、発行から3ヶ月以内のもの)のいずれか1通
個人番号カードに有効期限はありますか?
20歳以上の方は10年、20歳未満の方は容姿の変化を考慮し5年としています。(2015年4月回答)
なお、通知カードには有効期限はありません。
子供が成人したり、結婚したりすると番号はかわるの?
マイナンバーは、子どもが成長して結婚で名字が変わったり、独立して生活するようになっても変わりません。赤ちゃんはマイナンバーの管理ができないので、責任をもって管理できる年齢に達するまでは保護者がマイナンバーを保護してあげる必要があります。「簡単に他人に教えない」など教えることも大切です。
子供をもつ親を狙ったマイナンバー詐欺に注意!
今後心配されるのは、不要なはずの手続きや買い物でマイナンバーを聞きだして個人情報を搾取する詐欺が出回ることです。赤ちゃんの習い事や買い物、子どもの受験、子育て相談やサイトの利用にマイナンバーは無関係です。景品やメリットの提示にひかれて簡単に教えたり、公開しないことを心がけましょう。
現在マイナンバーは簡易書留で配布されることが公表されています。自治体が訪問でマイナンバーを確認する予定は公表されていません。心配なときは、相手に教える前に自治体に確認してください。
子供のためなら・・・とついつい教えてしまうことのないようにしてくださいね。
手育て申請でマイナンバーが必要な機会は多い。
子育て家庭で、具体的にマイナンバーを使用する手続きを紹介します。まず、2016年からは毎年6月に提出する児童手当の現況届にマイナンバーを記入することになります。もっと成長してからだと、進学時の奨学金申請でもマイナンバーが必要になる可能性があります。国民健康保険については2016年は先送りになりますが、2017年1月からは各届にマイナンバーを記載する予定だそうです。
今は自分の番号を管理できず親が管理することになっても今後は自分たちで管理していかなくてはなりません。
私たちは親として子供たちにこの番号を守り正しい使い方を教えてあげなくてはいけません。
少しずつ勉強していきましょう。
必要書類が変わるので、ご注意ください。