いよいよ始まるマイナンバー制度。まだ未準備の企業が約7割なんてニュースを聞きました。急いで対策を練らないと、後で大忙しになるかも?そんなことにならないように、マイナンバーへの心構えをアップしました。少しでも参考になれば幸いです。
準備完了している企業はわずか5%
2015年9月に株式会社サイバーネットワークスが会員企業271社に対して行った調査では、完了している企業が5%で、まだ準備が完了していないのが95%と大部分を占めている。
準備完了している企業はまだ少ないですが、早めに対応を進めていきましょう。
初めに、マイナンバーの概要を知る。
マイナンバー制度は日本が2016年度から導入する個別の制度名で、一般的には「国民総背番号制」と呼ばれます。
すべての国民に個別の管理番号をつけ、それに基づいて社会保障や個人情報の管理など、行政の処理をすべて行うというものです。
マイナンバーが使われるのは主に以下の3つに関連するときです。・社会保障
・税金
・災害補償法人には法人番号が与えられます。ちなみに法人番号は「マイナンバー」という表現はしないのでご注意ください。
法人は市町村、年金事務所、健康保険組合、税務署、ハローワークが業務を簡素化させるために、従業員や取引先などの個人番号(マイナンバー)を提供しなければいけません。
概要はご存知の方もいると思いますが、市町村やハローワークの業務簡素化のためにこれから民間企業主や担当者が苦労しなければいけないのですね。
via www.cas.go.jp
マイナンバー交付までに、企業はスケジュールを組むべし!
この表のような流れでスケジュールをこなしていけばいいわけですね。
今は10月半ばですから、まだ未対応の企業はとりあえず通知が来た従業員等の番号収集から始めてみてはどうでしょうか?
今は10月半ばですから、まだ未対応の企業はとりあえず通知が来た従業員等の番号収集から始めてみてはどうでしょうか?
社員研修で特に重要なこととは?
マイナンバーは社会保障や税、災害対策の手続きのために、国や地方公共団体、金融機関、勤務先などに提出するもので、重要な個人情報となりうるものだ!これらの利用目的以外でむやみに外部へ提供したり、漏えいさせたりすることは決して許されない!
基本的な知識同様、これも当然教えておかなければなりません。
よほどの常識知らずじゃない限り、モラルを守ってくれると思いますが、何事も念のため!
よほどの常識知らずじゃない限り、モラルを守ってくれると思いますが、何事も念のため!
via www.johokobo.com
もしマイナンバーを社員が悪用したら?
番号の目的外利用や不正利用、漏洩に関して、非常に厳しい罰則がある。例えば「正当な理由なく、業務で取り扱う個人の秘密が記録された特定個人情報ファイルの提供」を行った場合「4年以下の懲役または200万円以下の罰金」が科せられるのだが、併科されることもある。
「うっかりミスで誤送信した」なんて場合では逮捕はされないようですが、
ともかく企業はおっちょこちょいを担当者にしないように人選は慎重に!!
ともかく企業はおっちょこちょいを担当者にしないように人選は慎重に!!
via gigazine.net
ちなみにマイナンバーが民間企業へ与える影響は?
具体的に民間企業が影響を受ける主な業務としては、次のものが挙げられます(<図1>参照)。人事・給与業務
従業員等からマイナンバーの提供を受け、給与所得の源泉徴収票、給与支払報告書、健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届等の必要な書類に記入し、税務署や市区町村、年金事務所といった関係機関に提出する業務個人相手の取引に対する支払業務
外部の専門家(顧問弁護士、税理士、社会保険労務士等)に対する報酬、個人家主に対する賃料、外部講師に対する講演料、非上場会社の個人株主に対する配当金の支払い等のために、マイナンバーの提供を受けて支払調書に記載し、税務署に提出する業務金融機関における顧客との取引業務
金融機関の場合、顧客からマイナンバーの提供を受け、顧客への配当金や保険金等の支払調書に記載し、税務署に提出する業務
これはかなりの影響力です。
いくら未来に効率の良い社会が待っているとはいえ、企業への負担は相当なものと思えます。
いくら未来に効率の良い社会が待っているとはいえ、企業への負担は相当なものと思えます。
どうしても時間が取れない企業は、マイナンバー管理サービスを利用してみては?
「社会保障・税番号制度」通称マイナンバーについては、企業として情報漏洩の心配や、通常業務を圧迫しかねない受け入れまでの社内のルールづくりなど不安は山ほどあります。
また、マイナンバーは非常に厳密な個人情報であるため、「収集して、保管して、利用する」という作業だけでも非常に面倒です。そんな場合に、マイナンバー管理サービスを使うと、経営者や税理士の方は、顧客や従業員とマイナンバーのやりとりをしたり、自社内で保管したりする手間を省くことができます。
やっぱり作業が面倒!
時間が取れない!
本業がおろそかになる!などなど、自社ではマイナンバー対策なんてやっていられないというのなら、これが一番の得策でしょう!
すでに多くのサービス会社が広告を出しているので、比較サイトで料金やサービス内容を検討してみるといいと思います。
プロに頼めば絶対ですから、一番安心できる方法です。
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