マイナンバー詐欺というと高齢者が狙われると思いがちですが、詐欺師は若者をターゲットにした詐欺をいろいろ仕掛けています。そんな詐欺があるのか、どうして若者を狙うのか解説します。
若者のマイナンバーが狙われています
マイナンバー詐欺に引っかかるのは高齢者ばかりではない。20代の若者もあっさりと騙されている
“素数”などのかっこいいマイナンバーはSNSで自慢しようなどと呼びかける、ノー天気な若者も多い。心配になります
どうして「若者」なのか?
若い方はマイナンバーがどういうものか、年金だ保険だと言われてもピンとこない。
そこで騙し取ることができればここから先、一生ものなんです。
盗まれたので変更してくださいと自分から届け出ないと変わらない気付くまでは変わらない。
大人になった時、銀行口座を作ったり保険に入ったり年金を払い始めた時に金融にまつわる情報を騙し取ることができる。
いますぐということではなくて将来にわたって泳がせておいてその後にその人のマイナンバーを使って悪事をはたらく。
将来的に悪用するため、今からだまされやすい若者を標的にするわけです。無修整の有料サイトや出会い系サイトでは個人認証にマイナンバーを使うという動きがあって、当然ダダ漏れになる。マイナンバーの下4ケタがこの数字なら現金プレゼントなんてトラップも、若者なら引っかかるかもしれない。銀行を装った偽メールはもちろんのこと、架空会社の正社員募集で学生からごっそりマイナンバーを集めようなんて悪巧みも耳にしています
若者をターゲットにした詐欺とは
◆マイナンバー占い
マイナンバー関連の詐欺は良く聞きますが、マイナンバー占い詐欺は初めて聞いた人も多いはずです。マイナンバー占い詐欺とは、名前や生年月日と共に、マイナンバーを記入させ個人情報を収集する新手の詐欺の手口のようです。
昔ガラケー時代にも、携帯電話占いなどがあり、電話番号を盗み出そうとする詐欺占いサイトが多数あったのを覚えている人も多いはずです。
それのマイナンバーバージョンですね。
しかしマイナンバーは民間利用が禁止されています。
登録は絶対してはいけません!
今後スマホゲームなどを利用して、本人確認のためにマイナンバーを入力させる手口も出てくるかもしれないということです。
◆マイナンバー流出詐欺
高砂市在住の20代男性の携帯電話に「個人情報の不正流出に関するお知らせ」というタイトルのメールが着信した。そこには男性のマイナンバーが流出しており、このままだと他人にクレジットカードを作られたり、住民票を移されたりして被害が発生するなどの注意が丁寧な文章でびっしりと書き込まれていた。またメールの最後には「個人情報の削除申請」ボタンがあった。事件を捜査した兵庫県警生活安全企画課の担当官が言う。
「個人情報の流出を止めたかった男性はためらうことなくボタンをクリックしました。そして表示されたページには、削除費用として5千円のプリペイド式電子マネーのギフト券を購入し、その番号を送信せよ、と書かれてあったそうです」
男性は指示通り、コンビニで電子マネーを購入し、ギフト券番号を送信した。この時点で詐欺犯は男性から5千円をせしめたわけだ。しかし、詐欺はそれで終わらなかった。兵庫県警担当官が続ける。
「男性は、その後も『削除システム実行手数料』といった名目で金品要求のメールが届くたびに電子マネーを送り、10日間で10回、総額49万5千円を騙し取られてしまいました。
マイナンバーは一生変わらない
マイナンバーは一生使うものです。マイナンバーが漏えいして、不正に使われるおそれがある場合を除いて、番号は一生変更されませんので、マイナンバーはぜひ大切にしてください。
故意に自分からマイナンバーを公開してしまった場合、今後罰則を受ける可能性もあります。
十分注意しましょう。
マイナンバーを詐欺から守る方法
当面、マイナンバーを聞かれるのは
学生であれば、学校か勤務先以外はありません。
学生以外でもこれ以外には役所くらいのものです。
一旦漏れた番号は容易には変更できません。人には言えない秘密と同じくらい大事にしましょう。