【企業の皆様へ】再委託ってなに?【マイナンバー制度】

企業の皆さん、「再委託」って何か知っていますか?今回は「再委託」について調べてみました。

再委託ってなに?

業務委託について業務を引き受けた業者がその業務をさらに別の業者に委託すること。

再委託は可能

委託を受けた者は、委託を行った者の許諾を受けた場合に限り、その業務の全部又は一部を再委託することができます。
 (19866)

再委託の注意点

(1) 委託でも再委託でも、適切な監督が必要

委託者には、再委託先に対する間接的な監督責任もある!これには、再委託先の確認だけでなく、「委託先が再委託先に対して適切な監督を行っているか」を監督する責任も含まれる!隅々まで情報の安全管理が行き届いているかを把握する必要があるってわけだ!
委託や再委託を行った場合は、個人情報の安全管理が図られるように、委託や再委託を受けた者に対する必要かつ適切な監督を行わなければなりません。委託や再委託を受けた者には、委託を行った者と同様にマイナンバーを適切に取り扱う義務が生じます。
事業者は委託先も、再委託先も自社での管理同様に監督しなければならないことになる。
 (19865)

(2) 初めの委託者の許可を得る必要がある

マイナンバー取扱事務の委託を受けた者は、委託者の許可を得たときに限って、再委託をすることができます。
そして再委託が行われた場合は、再委託を受けた者は、委託を受けた者と同じポジションとなります(10条2項)。
そのため、再委託を受けた者は、再委託をした者の許可なく、独自に再再委託を行うことも可能です。
その際はもちろん、初めの委託者の許可を得る必要があります。
再委託の際の委託者の許可は、委託者が知らない間に、自らのマイナンバー取扱事務について委託されることを防止するために必要であるとされています。
そのため、委託者は再委託先、再再委託先に対しても、委託先と同じように監督する義務があります。
ガイドラインでは委託を受けた者が再委託をする相手を監督し、その状況を委託者に報告するような体制を整えて、間接的に監督が可能な状況を構築することが求められています。
 (19867)

委託先だけでなく再委託先で漏えいがあっても、責任が問われる

委託先や再委託先から個人番号や特定個人情報が漏えい等した場合、最初の委託者は、委託先に対する監督責任を問われる可能性があります。
 (19870)

いかがでしたか?

再委託について いろいろ載せてみました。
委託と少し違うところがありますが、
「適切な監督が必要」「漏えいに対する責任がある」ところは一緒ですね。
従業員の大切な個人情報を守るためにも、しっかりと把握しておきたいものです。
 (19877)

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