ツイッターから、「マイナンバーのコスト」についてまとめてみました。企業の担当の方向けに、多少のコメントを加えています。
1.デバイス のコスト
小さい薬局に専用端末を置けと強制するのはコスト的に無理がある、しかし行政がそれを補助しようとなると管理団体が発生して天下りが発生して…て悩んでいた当時の君に、タイムマシンで遡って教えてあげたい。 もっと大規模なマイナンバーを管理する団体がさっくり出来上がりましたよと。
— (RAVEN) (@6BT9) October 1, 2015
モニター、保存機器、シュレッダーなどなど、完全に対策するのは大変です。
デバイスのコスト削減案を記事にしていますので、こちらも合わせてお読みください。
2.システム のコスト
政府系システムの文字コードの話。これはカオス。ばらばらに各システムが個別に発展するほど統合コストは膨れ上がりますね。ほんとにちゃんとマイナンバーで全情報紐付けられるのかね? http://t.co/rJ7O109Vk1
— Yan Yuk (@XinXinong) October 5, 2015
文字コードだけでなく、バイト数などシステムごとにバラバラになっている会社も多いのではないでしょうか?
データベースの知識があると、大幅な変更にも対応しやすくなります。
自社コストは平均109万円
マイナンバー制度の対応状況も芳しくない。「対応を進めている/完了した」企業は2割弱。約6割は「対応を予定しつつも何もしていない」と回答し、全体の進ちょく状況は8.9%だった。対応の具体的内容は「給与システムの更新」が半数、「社会保障関係書類の更新」と「基本方針・取扱規程などの策定」がそれぞれ3割台で続いた。企業に付番される「法人番号制度」は、約4割が「知らなかった」と回答。特に従業員数5人以下の企業の半数超は法人番号制度自体を認識していない状況だった。
対応における自社コスト負担の額は平均約109万円。従業員数に応じて上昇し、1000人超の企業は平均約581万円となった。
おはようございます♪チカヨです(^^) 社長もしくは社長の奥さんがマイナンバーの管理者になりましょう。30人以下の会社であれば、従業員を教育するよりも社長(もしくは社長の奥さん)が行なった方が余分なコストが掛かりません。… http://t.co/ckTJ6oXgLw
— iPhone・iPadの活用:iPark (@ipark_tajimi) October 1, 2015
(参考)マイナンバー制度に関するコスト
結局、マイナンバーを漏らしてしまった、流出した可能性が大きい、という件がどんどん起きて、その手続きに自治体や国はコストをかけて追われるだけになるんじゃない?中止するなら今のうちですよ~。
— ケアダイアリー浅井 (@ocyarasan) October 9, 2015
久しぶりに実家でテレビを見てたら、マイナンバー詐欺について長々やっていて、怖いですねー気をつけましょうねーお互い一生変わらない番号ですからなんてやっていたが、マイナンバー制度そのものが詐欺!表向きに言ってるメリット、この制度にかける手間とコストと比べてみれば誰でもわかるよ。
— 森田修史 (@shujimorita) October 9, 2015
2000億円費やして普及率がたった5.5%の住基カードが、新たに整備するのに2700億円かかるマイナンバー制で廃止になるのだと。まさに行政コストの無駄遣い。 住基カード、マイナンバー開始でひっそり幕 総費用2000億円、普及5・5% http://t.co/9OOFeFKKNO
— TOMMY (@TOMMY5918) October 6, 2015
自治体や国が流出させた場合の意見もありますね。
紛失・悪意への対策・システム再構築コストなど、企業が参考にできるものもあります。
逆にコストが減少する分野もある?
国勢調査は国があれだけのコストを払って、たったあれだけの情報を必死に集めているわけだけど、マイナンバーが普及すれば低コストですごい量の情報を集められるんだから、国はウハウハだよね。今のところ、個人カードを作らなくても罰則規定はないらしいね。
— おとうぴんちゃん (@junichi0316) October 4, 2015
参考にする点は、一括管理できるようにデータベースを作ってしまうことでしょうか。
まとめ
参考にできるものもあるかと思いますので、取り上げてまとめてみました。
20人以下の企業では情報が浸透していないとのことなので、こうした企業ではコスト削減の検討もされていないと考えられます。