マイナンバーってどういう仕組みなの?よくわからない点をおさらい!

2016年分の確定申告から、いよいよ本格的に利用が開始されたマイナンバーですが、ぶっちゃけ一体どういうものか理解に苦しむと思います。よく皆様が疑問に思う「よくわからない」点について、今回はまとめてみましたのでぜひご覧ください!

マイナンバー制度とは?

「いつも応援してくれてありがとう!」|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ (49183)

マイナンバー制度をしっかりチェックしておこう!
では、まずは「マイナンバー制度」についての内容から振り返っていきましょう!
マイナンバーとは

マイナンバー制度の「マイナンバー」とは、文字通り個人につけられる番号のことです。日本国内に住む人(住民票のある人)全員に、一人ひとり異なる12桁の番号が割り当てられます。この番号は途中で変わることなく一生使い続けます。

このように、国民一人一人に12桁からなる番号を振っていき、その番号を元に国が個人情報を管理する制度のことです。
番号で管理されているということだけ聞くと、私たちにとっては一体何のメリットがあるのかがよくわかりませんよね。そこでまずはメリットについてみていきましょう。

マイナンバー制度のメリットとは?

マイナンバーの内容が分かったところで、続いてはメリットについてです。
まず、マイナンバーを主に利用する機関は国や市などです。主には一体誰がどれだけの収入があり、どのくらい税金を納めているのかを管理する制度になりますので、市役所や税務署間で私たちのマイナンバーは取り扱われていることになります。
「任せて下さいOKです!」初々しい新卒女性|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ (49184)
その視点から、マイナンバーについてのメリットは以下のようになります。

1.手続きの時間が短縮される

たとえば、市役所に行っても本人確認のためにデータをいちいち調べる必要がでてきます。この手続きに時間を取られることもあったと思います。
ですが、このマイナンバーは1人1のナンバーになりますので、番号を入力するだけですぐその人の情報が出てくるようになっています。このように、データの共有化が行われることによってスムーズに手続きが完了できるようになるのです。
今まで役所での用事に時間がかかってなかなか行けなかった人も、時間がかからずに済むなら気軽に行きやすくなるかもしれませんね。

2.人的ミスの削減ができる

データの共有化が進むということは、人的なミスも起こりづらくなるでしょう。今までは同じ名前であったり生年月日や住所など、さまざまな項目にて確認しなければならなく、同じ名前の全く違う人に誤ったデータを渡してしまったというミスもありましたが、その人だけのナンバーを打ち込めば間違いなくその人だけの情報が出てきますので、こういったミスは起こりにくくなるでしょう。
本来あってはいけないミスでしたが、更に減ってくれるのならば安心できますね。

3.マイナンバーカードを利用してコンビニなどで住民票が受け取れる

今までは必ず市役所へ出向かなければ取得が出来ませんでしたが、マイナンバーカードを作成していれば、毎日朝6時30分から夜11時まで、コンビニストアのマルチコピー機を使って取得が可能になりました。
ただし地域によっては対応していないこともありますので、事前に調べておく必要がありますが、朝早い時間から夜遅い時間までいつでも自分のタイミングで簡単に取りに行けるというのはとても便利になりますね。

4.手続きが1度で済む

具体的な一例を見てみましょう。
保険料の免除申請をしにいく場合、今までは年金事務所・市役所・公共職業安定所にそれぞれ出向いて手続きしなければなりませんでした。
しかしマイナンバーを使い、年金事務所で手続きをすればその後の手続きは、年金事務所を通じて各機関に情報が送られるようになったため、1か所だけで手続きが完了し手間が省けるようになりました。

つまり…

このように役所関係だけのメリットだけだと思いがちですが、私たちにとってもメリットになる部分はあるようですね。

取り扱いにはとても気を付けなければなりません!

先方に確認をとっている担当女性|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ (49185)
まず、マイナンバー(個人番号)とは何か。石井氏は「住民票を有する全ての個人に割り当てられる番号だ。マイナンバーは、国や地方公共団体、日本年金機構、健康保険組合などが個別に管理している情報を効率的に連携させ、同一人の情報であることを確認するための番号」と説明する。社会保障(年金、医療、介護保険、福祉、労働保険)、税(国税、地方税)、災害対策の行政手続に利用されるという。
このように、役所や公共機関の情報共有による個人情報の管理のしやすさであったり、納税漏れの阻止のためにも役立つと言えます。
ですがこれって、結局一番役に立つのは国なので、私たち個人としてはあまり便利になるものはないでしょう。今まで納税などが漏れていた人は更に厳しく追及されることになりそうです。

最後に!

私たち一人ひとりに割り当てられた唯一の番号になるので、取り扱いにはかなりの注意が必要になります。マイナンバーを取り扱う上での法律も新しく出来ていますので、個人情報としてはナンバーが漏れてしまうと非常に厳しく罰せられてしまうようです。クレジットカードの番号などと一緒に、他人に数字が漏れぬよう、細心の注意を払う必要があります。
銀行などでは窓口でマイナンバーを取り扱う際、コピーの禁止や処分の仕方について厳しく言われているようです。当然ですが個人情報になりますのでこういった取り扱いは当たり前ですが、まだ出来て間もない制度ですので、なかなか取り扱い方法には戸惑ってしまいそうですよね。
まだまだ認識の甘い制度だと思いますが、今後一生涯使われる番号になりますので私たちも大切に取り扱うようにしましょう。

あなたにオススメのコンテンツ



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする