マイナンバーカードの個人情報はどのように管理保護されている?

マイナンバーカードを作るときには、個人のデータや暗証番号など大切な情報をフォームに記入します。そもそもこれらの情報はマイナンバーカードにどのように記録、そして保護されているのでしょうか。そのシステムをここで今一度確認しておきましょう!

マイナンバーカードの個人情報とは?

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マイナンバーカードに記録されている個人情報とは身分証明書のようなデータのことを言います。名前、住所、生年月日など、どこの誰なのか明示するための基本的な情報です。自分しか所有していないもの、特徴などによって識別ができる情報のことですね。海外では多民族である国も多く、髪や目の色、本人とわかる特別なポイント(シミや傷跡)などを記録することもあります。個人情報はこのようにあくまでも簡単な本人確認としてマイナンバーカードに記録する情報といえましょう。

マイナンバーカードの個人情報は分散管理によって得られる

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マイナンバーカードには様々な個人のデータが記録されています。これらのデータは、自分だけが知るべきプライバシーな情報として漏れてしまうことがないように保護されています。またマイナンバーカードは一つの機関で一貫管理されているのではなく、それぞれの情報に対して専門機関が取り扱う「分散管理」を行なっています。またマイナンバーカード自体は今まで管理されていた機関が取り扱いますので、この機関をベースにして必要情報などのやりとりを行う仕組みになっています。
情報の管理に当たっては、今まで各機関で管理していた個人情報は引き続きその機関が管理し、必要な情報を必要な時だけやりとりする「分散管理」という 仕組みを採用しています。

マイナンバーカードのICチップにはどんな情報が記録されている?

大切な個人情報を記入して申請するマイナンバーカードには、実際どのような情報が記録されているか気になるものです。用紙に記入した情報全てが登録されてしまってはいつ盗まれて悪用されてしまうか心配になるもの。しかしマイナンバーカード自体には、所有財産や所得などの貴重な情報は記録されませんので安心してください。マイナンバーカードに記録されるのはカードにも記載されている基本的な個人情報や電子証明書などです。
マイナンバーカードのICチップには、税・年金の情報や病歴などプライバシー性の高い情報は記録されませんので、それらの情報はカードからは判明しません。

マイナンバーだけでは様々なシステムにアクセスできない

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個人の大切な情報が記録されたマイナンバーは、第三者に盗まれないよう最大限に保護されています。仮に漏れてしまったときでも、マイナンバーは本人しか利用できず、またマイナンバーだけでは手続きができないようになっているので、情報が奪われることはまずありません。さらに様々なシステムにアクセスできないようになっている他、番号は暗号化されて使用されるため、ナンバーが通信中に盗まれないように取り計らっている点でも安心です。もちろんマイナンバーを盗んで個人の情報を悪用した場合には、個人情報保護委員会により処罰されます。
マイナンバーのみでは手続ができないようにしているほか、情報の分散管理やシステムへのアクセス制御、通信の暗号化などを行います。
さらに、独立性の高い第三者機関(個人情報保護委員会)が監視・監督を行い、故意にマイナンバーを 含む個人情報を提供などすれば、厳しい罰則を適用します。

マイナンバーは基本的に第三者が使用することはできない

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マイナンバーは本人の同意があっても、第三者に提供することができません。しかし、場合によっては本人の同意がなくても利用できたり、利用できる範囲で本人から同意を得れば第三者でも可能なケースがあります。

本人の同意なしでも第三者がマイナンバーを利用できるケースは以下の4つです。

1.本人に身体障害があったり病気である時、また財産管理ができない状況である時など本人とコミュニケーションが取れず同意が不可能な場合
2.公共の福祉を目的として使用で、本人とどうしても同意が得られない状況である場合
3.本人の同意を得ると業務に大きな支障をもたらす時
4.法律に基づく状況であるとき

本人が同意して第三者がマイナンバーを使用できるケースは以下の2つです。

1.大きな災害を受けて金融機関が金額を支払う時
2.本人が身体障害や病気である、また財産管理ができない状況で保護する必要ある時
マイナンバーの特定個人情報には利用制限があり、本人が同意したとしても原則として利用範囲を超えて利用することができません。

まとめ

マイナンバーには基本的な個人情報などが記録されています。資産や年金など大切な情報は記録されない他、機関が分割されているので安心です。またマイナンバーを使用できるのは本人のみで、さらにナンバーだけでは利用できない点でも悪用されたりするリスクがほとんどないと言ってよいでしょう。マイナンバーは様々な手続きができる便利なシステムですが、それだけにしっかり番号の保護を確実に維持してもらいたいものです。

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