マイナンバーのメリットを具体的に考えてみましょう

マイナンバーの利用により様々な手続きが簡略化されることが予想されます。今の段階でどのようなメリットがあるのかを考えよう。

まず考えられるのが取引先!!

法人は13桁のマイナンバーを保有できます。取引先から報酬をもらう場合と、取引先に報酬を支払う場合のそれぞれについてみていきましょう。
法人が取引先や従業員などから提供された個人番号(マイナンバー)を使って書類を作成し、提出することで行政の事務の簡素化が進められることになります。
今まで何枚もの書類を作成してというのが、これからは番号で管理できるようになるというのは企業側にとっても業務の簡略化につながるのではないでしょうか。
もうすぐスタート!「マイナンバー」特集 | 株式会社アーク情報システム (42175)

行政の手続きとは具体的に?

今は「住民票」「運転免許証」「保険証」「パスポートの番号」などどれもバラバラの番号でそれぞれ違う行政機関で縦割り管理されているため、年金の支給申請ひとつとってもいろいろな書類を用意して提出しなければなりません。

マイナンバーがあれば、各機関同士で情報をやりとりできるので、行政側にとっても、私たちにとってもその手間が省け、手続が簡単になります。

従業員の側からすればパスポートの番号や年金番号などは常日頃から答えられる確率はほとんどないと思います。
経営者の方としても一括で指示をできれば問題はないと思いますが、バラバラだと手間になってしまいますよね。
マイナンバー制度とは?メリットとデメリットを徹底解説 | bizpow(ビズポ) (42181)

政府の見解!!

今回の改正法案に盛り込みました預貯金口座へのマイナンバーの付番、これにつきましては、先ほど西村副大臣の方からもお話がございましたが、社会保障制度において所得や資産を適正に把握する観点、あるいは適正、公平に税務を執行する観点等、また、利用者の方々にとっては、例えば金融機関が破綻したときに、しっかりとその保証といいますか、預金保険機構がしっかりとその機能を果たすことができるかとか、あるいは激甚災害のときにスムーズな支払い等々ができる等々、そういったメリットもあるわけでございます。現行法で認められております資力調査とかあるいは税務調査の実効性を高めるというふうなことを主たる目的としておるわけでございます。
1月29日の日銀の黒田氏の発言から日銀と民間銀行の間の当座預金に手数料がかけられることになりましたね。
これにより今までのように企業経営者としてはお金を預けておけばいいという楽観できなくなりました。
それゆえに銀行の破綻に敏感に反応する経営者もいるのではないでしょうか。

業務の効率化

新規取引先の実績・資格確認の簡素化
マイポータルの法人版が稼働すれば、資格許認可や行政処分・勧告、表彰実績や補助金交付実績などの情報がオープンデータとして集約されます。企業が新規取引先にこうした自社情報を求めた時、新規取引先が自社情報をダウンロードし要求先に送付するだけで要求元の裏付け調査の手間が省けます。
補助金や助成金の取得などの手続きが簡略できるようになれば企業側としてもこれ以上のメリットはないのではないでしょうか。
マイナンバー制度導入で生活がどう変わる?ロードマップでメリットをチェックしました。 | Life with Ukulele (42192)

ビジネスチャンスの拡大!!

法人番号は日本の税の徴収を担う国税庁が指定し、そのホームページ「法人番号公表サイト」上で公開します。
その指定対象は日本の約300万社にものぼります。
それに加え、国の機関や地方自治体もその対象になります。
例えば、国税庁、東京都や大阪府、横浜市といった行政機関にも法人番号がつけられるのです。
対象となる企業は主に登記をしている法人ですが、登記していない法人の中で法人税などの申告・納税義務のある企業も含まれます。
支店や事業所などは対象とされません。
日本には企業が約400万社あります。
このうち法人登記をしている企業はその半数の約200万社。
このうち、株式上場している企業、いわゆる大企業は約3500社で、全体の0.2%程度にしかすぎません。
残りの半数が、個人事業主などからなる法人登記をしていない200万社で、そのうちの一部が対象となります。
それらの合計が約300万社となり、法人番号の対象となっているのです。

まとめ

ニュースなどではデメリットがしきりに取り上げられていますが、使い方によってはメリットがかなり考えられるのが分かると思います。
取引先や行政の書類の作成や手続きが簡略化されると時間とコストの削減につながる可能性も出てきます。

あなたにオススメのコンテンツ



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする